強くも脆い月柱【鬼滅の刃】

無限列車 ページ31

炭「落雷のような音がする…！禰豆子たちはどうなった！」

目の前の人たちを守りながら煉獄さんたちの様子もわからず炭治郎は焦っていた

炭「…うわっ！」

列車が大きくゆれバランスを崩すと目の前に煉獄さんがいた

煉「竈門少年！ここに来るまで細かく斬撃を入れたが余裕は無い！手短に話す、それぞれ黄色い少年と竈門妹、俺が後ろの車両を守る！その間に君と猪頭少年は鬼の頸を探せ！」

怒涛のように指示を出すと一瞬で後方の守りに戻っていく

炭「(す、すごい…って、感心してる場合じゃない！)」


炭「伊之助！」

伊「わかってるわァァ！そして俺はすでに見つけている！前の方が気色悪いぜ！！！」

風の流れでわかりずらかったが伊之助が言うなら間違いない！


伊之助と炭治郎が汽車の戦闘部分に着くと車掌と汽車を守るように鬼の肉が襲いかかってきた

水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦

獣の呼吸 弐ノ牙 切り裂き


鬼の肉を斬りながら床を斬ると汽車を体とした大きな骨が見えた

炭「頸の骨だ！」

しかし斬撃は肉によって阻まれる

さらにたくさんの目玉が血鬼術をかけてくる

炭「(くそ！すぐ自分の頸を斬って目を覚ましてもすぐ術にかかる…！)」

術にかかっては夢の中で自分の頸を斬って覚めてはまた術にかかる

その繰り返しによって炭治郎は現実か夢か、頸を斬ろうとする

伊「夢じゃねぇ！現実だ！つまんねぇ死に方すんな！」

炭「！！！」

伊「グハハハハハ！俺は山の主の皮を被っているからな！恐ろしくて目ぇ合わせらんねぇだろ！」

炭「そうか！伊之助は視線をどこに向けているのか分かりにくいのか…！」

鬼の肉に応戦している時、車掌が伊之助を刺そうとしていることに気づいた

炭「伊之助！！…ぅっ」

伊之助を庇って炭治郎は腹を刺された

獣の呼吸 肆ノ型 切細裂き

伊之助の斬撃で再び骨が現れる

ヒノカミ神楽 碧羅の天！！


続く炭治郎の斬撃で骨が絶たれると汽車の先頭部分が切り離された

そして同時に魘夢の頸が切断された

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