強くも脆い月柱【鬼滅の刃】

鬼舞辻無惨 ページ18

弐「 私はまだお役に立てます！もう少しだけご猶予を頂けるならば！必ずお役に！！」

鬼「 具体的にどの程度の猶予を？お前はどのように役に立てる？今のお前の力でどれ程のことができる？」

弐「 血を！…血を分けて頂ければ！血に順応してみせます！」

鬼「 何故私がお前の指図で血を与えねばならんのだ。甚だ図々しい、身の程をわきまえろ」

下弦の弐も喰われ、残すは下弦の壱のみとなる

鬼「 最期に言い残すことは？」

壱「 夢見心地でございます、貴方様に直々に手を下して戴けること。ほかの鬼の断末魔を聞けてよかった、人の不幸や苦しみを見るのが好きなので最後まで残してくださってありがとう」

鬼「 気に入った、私の血をふんだんに分けてやろう。順応できたのならばさらに強さを手に入れるだろう。役に立て、柱を殺せ。耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りを殺せばもっと血を分けてやる。」



下弦の壱の首に無惨の血が流し込まれる。



琵琶の音とともに下弦の壱は空間の外に吐き出された


『月柱の女を私の元に連れてこい、殺さずに。そうすれば特別にお前を上弦に入れても良い』


そう鬼舞辻の声が頭に響いた

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