文化祭。 ページ14
朝 、起きると 枕元に何やら 箱が置いてあった 。
開けてみると 、綺麗なドレス 。
横には 綺麗な字で
「今日の夜 、着てくるように」
と書かれていた 。
この字 、こんなことをするのは
淳太先輩しかいない 、
そう思うと 胸がきゅーっとなって、
ドキドキが止まらなかった 。
そして 、ついに夜 。
今日だけ許される おめかしもばっちり 。
少しだけでもいい 、淳太先輩と踊れたら 。
会場へいくと 、みんな綺麗に決めていて
男の子も 女の子も 目がキラキラしていた 。
ナイトクラスの みんなを見つけて 、
でも 淳太先輩はいない 。
急に来れなくなったのかな 、っていう不安が募る 。
崇裕「あ、Aちゃん 、!
淳太が Aちゃんが来たら
裏庭に呼んでって言っとったで !」
ああ 、そうか 。
淳太先輩は1度も私との約束を
破ったことがない 。
今日も私のために 、場所を変えて 、?
なんて幸せ者なんだろう 。
急いで 裏庭に着くと
空を見上げる 大好きな横顔 。
『淳太先輩 、!』
淳太「あ、A。
どうしたん 、息切らして 笑
俺のために 走ってきてくれたん ?」
小さく頷くと 、
ありがとうって 優しい手で撫でてくれる 。
今日のために 練習したワルツも
時間をかけたおめかしも 、
頑張ってよかった 、と心から思えた 。
結局 、終わりまで2人でいっしょに居た 。
大好きな人とみる星空は すごく 綺麗だった 。
別れ際 、淳太先輩は
淳太「ドレス似合ってんで 。
ほんまにかわいい」
なんて 、私の 額に口付けした 。
頭が真っ白になって 、
これは 文化祭マジックかなって 。
また明日には戻ってしまう現実を
輝かせてくれる 今日の日を
忘れたくない 、と心の底から思った 。
そのあと 、葵は 崇裕先輩から
お誘いを貰ったみたいで 、
もう付き合えばいいのにな 、と
心の中で思っておいた 。
そんなこんなで 素敵な文化祭は
終わりを遂げ 、
それぞれの 生徒の 忘れられない思い出となっただろう 。
74人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うまいぼう。(プロフ) - めぐみ【萌】さん» ありがとうございます!ほんと励みになります! (2018年10月13日 23時) (レス) id: ad8f1cb8b4 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ【萌】 - 淳太君のこういうのいいですねっ!更新まっています (2018年10月13日 22時) (レス) id: 57789aac60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うまいぼう。 | 作成日時:2018年10月7日 0時