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真一郎にはAとの暮らしがあるし、マイキーやエマにもそれぞれの暮らしがあるだろ。
と言って、一緒に暮らせないとイザナに断られたのは、真一郎が目覚めて色々と落ち着いた頃だった。
一緒に暮らさねえか？
と病院から退院する前、真一郎がイザナに聞くと、イザナは首を横に振ってそう答えた。
「けど……」
「ん？」
「たまに、泊まりに行ったりとか………しても、いい…か？」
照れ臭そうに、断られるかもしれないと思っているのか、おずおずと遠慮しがちに聞くイザナに、あたしと真一郎は顔を見合わせて笑った。
「当たり前だろ」
「たまになんて言わずに、いつでも泊まりに来ていいのよ。家族なんだから」
「！」
「そん時はマンジローやエマも呼ぶか」
「全員で寝れるスペースある？」
「床に布団敷いて、みんなで雑魚寝だな」
「狭そー。あたしとエマはベッドね」
バイク屋の２階の居住スペースはたいして広くない。
二人で住むにはちょうどいいくらいで、そこに子供三人、しかも中学生となるとどうしても狭くなってしまう。
「みんなでメシ食って、喋って、眠くなったら寝る。最高だろ」
「……ははっ、そうだな！」
そう過ごしたいって思ってたのは、たぶんイザナだけじゃなくて、真一郎もだと思う。
「今週末退院できっから絶対来い。マンジローとエマも呼んどくから。オレの快気祝い。で、そのままお泊まりコースな」
「え」
「イザナ、何が食べたい？食べたいの作ってあげる」
「おいおい、そこはオレの好きなもんじゃねーの？」
「あんたは食べれるの決まってんだからいいでしょ？」
「病院のメシって薄味なんだよ。濃い味の食いてえ」
「あーはいはい」
起きたばっかの頃は思い通りに食べられなかったから、食べたくてしょうがないんだよね真一郎は。
ずーっと重湯で、やっと普通のご飯が食べられるようになったけど、それでも男らしくガッツリしたものが食べたいらしく。
「カレー食いてえなぁ……」
「……カレーはまだダメでしょ。刺激物だから」
「クソー」
「がんばれー」
「早くフツーのメシ食いてえ……」
「食べれるようになったら、真一郎が食べたいの作ってあげるから」
「約束な……」
「はいはい」
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あんこ(プロフ) - 真一郎みたいな旦那さんだったら絶対幸せだろうなぁ(´◡`๑) (2021年11月25日 3時) (
レス) @page10 id: 994e17cc8d (このIDを非表示/違反報告)
Alice - ああ、真一郎が可愛く見える……( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞﾊｯ!! (2021年10月20日 17時) (レス) @page10 id: 6485b8cd5e (このIDを非表示/違反報告)
友達に豆腐とネギが好きな子いる通行人女子中学生 - 真一郎の小説だー！イェーイ！(⌒▽⌒)更新楽しみです！ (2021年10月10日 13時) (レス) id: 641a3c9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
ピアノ - 続編楽しみにしてました！無理せず頑張ってください！応援してます！ (2021年10月10日 10時) (レス) id: 68f7274f2c (このIDを非表示/違反報告)
Alice - 続編来たー！！！これからも無理のない程度に頑張ってください！！面白い話待ってます>﹏< (2021年10月3日 17時) (レス) @page3 id: 6485b8cd5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴんぞろ | 作成日時：2021年10月2日 20時
