【東リベ】オレの子猫ちゃんは世界一【三ツ谷】 (ページ3)

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「ん？お前もしかしてタケミっち？」

なんか知らん子らに絡んでるよ、あいつら。

他の東卍のメンバーが、知らない子たちに絡みに行ってるのを見つけて三ツ谷に告げ口した。

学ラン着た金髪の男の子と、一緒にいた可愛い女の子。

柄悪いやつらに絡まれて可哀想だなーーと思って。

そしたらマイキーの連れだって。

タケミっちって言うらしい。

女の子の名前はヒナちゃん。

タケミっちの彼女(ヨメ)らしい。

「よっ、いくじなし君！」

「いくじなし君？」

「誰の事？いくじなし君て？」

「お前……エマと知り合いなの？」

え、何この展開。

タケミっちを見てエマがにんまりと笑った。

エマの知り合い？てかいくじなし君てどう言う事？

みんな頭の上にハテナ浮かべてる。

対してタケミっちの表情はヒヤヒヤした感じ。

「エマの下着姿見たくせに逃げたいくじなし」

「エッ？まさかさっきの大人になるって、そう言う意味！？」

「ウン」

「へーーー。そんな事があったんですねーー」

「ははっ。チョー修羅場。ウケる〜」

他人事だから笑えるけど、ほんとガチでヤバいやつ。

詳しく話せば、ドラケンに意識して欲しくて、大人になろうとしたエマ。

その相手にチョイスしたのがタケミっちで、直前になってタケミっちは逃亡。

しかもそのタケミっちには彼女がいた。

それが今日一緒に来てるヒナちゃん。

彼女いるのにエマとヤろうとしちゃうなんてすごいなタケミっち。

まあ未遂で終わったっぽいけど。

ヒナちゃんめっちゃ怒ってタケミっちボコボコにしちゃった。

女って怖い。

あたしも女だけど。

あーでも三ツ谷が浮気したらあたしもボコるかも。

浮気なんてしないって信じてるけど。

「ヒナちゃーん、そっち行ったら危ないから、あたしらといよ」

「あ…。えっと」

「Aは三ツ谷の彼女なんだよ。さっき絡まれてた時に声かけたやつ」

「ああ、さっきの！さっきはありがとうございました！」

「んーん、いいよ。そろそろ集会始まるから、あたしらは下で待ってよ」

集会は階段を登った先でやる。

あたしらはバイクを停めてるココ(下)で待機。

するのはいつもくだらない話。

けど今日は新しくヒナちゃんが加わったから、新鮮だった。

「へぇー！そうなんですね！！」

「そうそう。三ツ谷とA、チョーラブラブなの！」

「だからその話はもういいって！」