音柱は継子依存症

師範、気持ち悪いです。 ページ44

宇「帰ったぞ〜！」


師範が帰ってきた。




『しはーん、おかえりなさ……。



……え』




師範がにやけてる。

それはもう気持ち悪いほど。←


『ど、どうしたんですか…。


顔、にやけてますけど……』


宇「おー、Aかぁ！！

ド派手な出迎えだな！！


そんなに俺のことが」

『好きじゃないです！！！///』



いつもの会話。


になるはずが、


師範は「ふぅ〜〜〜んっ」と

ますます上機嫌になって

自室に上がって行った。





なっっっっっにアレ…。


気持ち悪い！！！←←←








お風呂の準備をして、

雛鶴さんと夕飯の支度をする。


夕飯を作る間、

師範にはお風呂に

入ってもらう。



今日は肉じゃがだ。









宇「風呂上がったぞー」

雛「今お夕飯持っていきますねっ」


水も滴るいい男。

その言葉はきっと師範のために

生まれたような言葉で、

お風呂上がりの師範は

とっても色っぽい。



今日も、かっこいいな…。///




雛「Aちゃん…？

大丈夫？？


顔、赤いけど…」

『えっっっ！！？

赤くないですよ！！？！？


ささ！

お料理運びましょーーー！！

師範は座っててくださいねー！』





苦し紛れに話をそらし、

お皿を運んでいく。






師範の横を歩いた時、

師範がニヤッと

口角を上げていたのは

見ていなかったことにする。








……師範だって…、

顔赤いじゃん…。






肉じゃがを見るやいなや、

師範がはしゃぎ出した。


宇「お！！

今日は肉じゃがじゃねーか！


Aも作ってくれたんだろ？」

雛「ええ。

今日はAちゃんが1人で作ったんですよ」

『初めて作ったので、

味の保証はありませんよっ』



すると、

また師範が

頬を赤く染めて、

口角を上げて、

気持ち悪い顔になった。


宇「なんだ、A。


派手な花嫁修行かぁ〜〜〜？？？

俺の嫁になるための！」

『な訳ありませんよ！！！

ありえませんから！


私、師範のお嫁さんになんて、

一生なりませんからね！』



ほんとはね！？

好きなんだよ、師範のこと！！！


でも、口に出すのは恥ずかしいし、

なにより私、

継子だし！


お嫁さんになったら、

師弟関係が変に崩れそうで、

怖いんだ…。





宇「へぇ〜〜〜？？

ふっぅ〜〜〜ん？？


ま、いいや〜！！

飯食おうぜ！


いただきま〜す！」






なんか師範。

今日変じゃない？？






アレ？？

まさか…。



バレてる？？？

師範、直球ですね。→←くノ一、恐るべし…。

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