音柱は継子依存症

不死川様、匿え。 ページ26

煉獄様のお屋敷に

2日間泊めてもらった。


煉獄様はもう少しいてもいいと

おっしゃったけど、

窓から師範の姿を見てしまったので

そろそろ移動しなければならない。






お屋敷の裏口からこっそりと抜け、

私が向かうは、







不死川様のカブトムシ屋敷！！！









実「ンだおめェ…？

でっけェ荷物持って来やがって」

『簡潔にまとめますと、

師範と大喧嘩をしてしまいましたので、

匿っていただきたいのです！！




…あ！

もちろん家賃・食費はお支払いしません！！』←





実「…さようなら」

『待て待て待て待て待て……！』







なんで！？！？

なぜ扉を閉じようとなさるの、

不死川様！？




私の命が危険に晒されているというのに…！！←




『不死川様は…っ、


私が死んでもいいのですか…！？』


実「ばっか、テメェ！！


わァったよ！！

入れェ！！！！！」

『ありがとうございまーす！』









なんだかんだで

とてもお優しい不死川様。


お夕飯もお布団も

用意してくださいました。




実「先、風呂入っていいぞォ」

『え、いいんですか？

申し訳ないです…』

実「気にしねェよ。


…湯、冷めちまうぞォ」




はわわ〜〜〜！♡


冷めないうちに、

私に入らせてくださるんですね！？


なんてお優しいの！？♡




もうっ、

きゅんきゅんしちゃうわ！←









脱衣所で衣服を脱ぐ。


『…あとで、洗って返さなきゃ』


今私が脱いだ着物。



これは煉獄様のお母様である

今は亡き

煉獄瑠華様の着ていらっしゃったお着物。


煉獄様が貸してくださった。


…どこまでいい人なんだ……。





“いい人”。









『師範、元気かなぁ………。








………って！

何を言っているの、私！！』



らしくないな〜！！




全て脱ぎ終えて思った。


体を拭く手拭いを持っていない。



お借りしよう。









うーん…。

どこにあるか、分からん……。




『不死川様ぁあああああ！！


体を拭くものを貸してくださいーーー！』



実「待ってろォ」









そのまま不死川様を待つ。







そして、脱衣所の扉が開いた。



実「これ使え……、




………って！！////

バカかお前！！/////


いっぺん死ね！！//////」

『ひぇ』



なによなによ！

不死川様って、

もしかして免疫ないの！？


裸見たくらいで「死ね」だなんて。









実(調子くるうなァ……/////)

継子、帰って来い。→←煉獄様、匿ってください…。

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