ツンデレ悪魔《青》

ep10 ページ10

やっと終わり時計を見ると午前2時


『渡辺さん、こんな時間まで本当にありがとうございました。』



申し訳なさと疲れで涙が溢れてくる。



渡「…お前頑張ってるよ。ミスすることは誰にでもある。」


そう言って頭をぽんぽんされるから余計に涙が出てきた。



もう電車もないし今日はこのまま会社に泊まろう。



『私今日はここに泊まるので、お疲れさまでした。』



渡「送ってってやるよ。俺車で来てるから。」



『いいです！そこまでお世話になるわけにはいかないので。』




そこまでしてもらうわけにはいかないので断ろうとするけど




渡「いや、俺とお前の家、目と鼻の先だからな？」




そういえばそうだった…家ご近所さんなんだった。




『…本当に何から何まですみません。』




地下に停められた渡辺さんの車の助手席に座らせてもらう。


車に乗ると渡辺さんの香りでいっぱいになりなんとも複雑な気持ちになる。


隣を見ると眠そうな目で運転する渡辺さん。
眠たそうな顔はなんだか可愛いかも。


渡「お前また俺の顔見て何か考えてただろ。」




『いえ！眠たそうで可愛いなんて思ってません！』




渡「ふはっ！全部声に出てるし。」




渡辺さんの笑った顔がレアすぎて思わず真顔で見つめてしまう。


渡「…あんま見んな。」



『す、すみません！』



あっという間にに家に着きお礼を言って降りる。



なんかめちゃくちゃ疲れた…
でも最近少し優しい渡辺さんとも仕事やりやすくなったし。
今の時刻は午前3時。
あと3時間しか寝れないけどなかなか寝付けなかった。

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