ep46 ページ46
クリスマスイブ当日
いつもより少しお洒落をして髪もちょっと巻いてみた。
渡「……可愛いじゃん。」
照れながらも褒めてくれた翔太の腕に抱きつくと私の大好きな笑顔で笑ってくれた。
昼過ぎに家を出て街をぶらぶらする。
『出かけるのちょっと早すぎたかな？笑』
渡「いいじゃん。こうやってAとただ歩くだけでも俺は楽しいよ。」
『翔太さ、本当に変わったよね。』
渡「Aが変えてくれたんだろ。」
そっか、私のおかげだ！なんて得意げに言うと、
また調子に乗ってるなんて言って笑われる。
あたりも段々暗くなってきてイルミネーションが夜空に綺麗に光り始めた。
『うわ〜！すごい綺麗！』
渡「本当綺麗だな。俺イルミネーションとか初めて見にきたわ。」
『え！？初めてなの！翔太って本当に外出たがらないよね。』
渡「でもAは別。Aのしたいことなら俺もしたい。」
『…ふふふ。』
私が笑うと、なんだよって翔太が私を見下ろす。
『私って愛されてるなぁ〜って思って。笑』
渡「自分で言うなよ。…まぁ事実だけど。」
翔太にこんなに想われて私は本当に幸せ者だな。
イルミネーションを見た後は翔太がお店に連れて行ってくれた。
なんだかすごく高級そうなフレンチのお店。
『ここ…すごく高そう…』
渡「俺の友達がやってる店。そんな固くならなくて大丈夫だから。」
そうしてお店の中に入ると、翔太の友達が出迎えてくれた。
宮舘「翔太いらっしゃい。Aさんもようこそ。」
落ち着いた大人な雰囲気の宮舘さんに案内してもらい個室に入った。
宮舘「翔太とは幼馴染で、Aさんのことも色々と聞いています。」
私の知らない所で自分のことを話されていたと思うと少し恥ずかしい。
渡「涼太今日はよろしくな。」
宮舘「かしこまりました。ではお料理をお持ちしますので少しお待ちくださいね。」
そう言って宮舘さんは部屋を出て行った。
『翔太、料理人の幼馴染とかいたんだね！すごいじゃん！』
渡「あいつの料理マジで美味いから。でも特別な日に食べたいと思って今日までとっといた。」
イルミネーションも見れて翔太の幼馴染も紹介してもらえて…本当に素敵なクリスマスイブになったなぁ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 996人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴのこ(プロフ) - nagatakumikoさん» 読んでいただいてありがとうございました^ ^⭐︎ (2022年12月6日 21時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 素敵な作品読みました。最後まで感動的でした。 (2022年12月6日 20時) (レス) @page49 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます^ ^完結まであと少し…ハッピーエンドを見届けてください⭐︎ (2022年12月2日 22時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！続きが気になります、どうか早い段階で幸せがもどりますように (2022年12月2日 21時) (レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年11月22日 22時
