ep45 ページ45
もうすぐ翔太と付き合って2回目のクリスマスがくる。
去年は平日だったから仕事終わりにコンビニでケーキ買ってふたりで食べたっけ。
翔太はイベントとか特に興味はないみたいで
誕生日はもちろんお祝いしてくれて、プレゼントも一緒に選びに行ったけどサプライズ的なことは苦手みたい。
だからクリスマスも特別なにかをすることもないだろうけど、今年はふたりとも休み。
せっかくだからイルミネーションとか見に行きたいけど…たぶん人混みは嫌がるだろうなぁ。
そんなことを考えながらCMで流れてくるツリーを何気なく見ていたら
渡「今年はさ…イルミネーションでも見に行こっか。」
『……え。』
渡「え、もしかして興味ない?」
『いやいや、行きたいよ!まさか翔太から言ってくれると思ってなかったからびっくりしただけ。』
渡「なんだそれ。俺だって色々考えてんの。」
そう言って唇がそっと触れる。
『…楽しみだな。』
私が笑うと、翔太も「俺も。」と言って笑ってくれた。
クリスマスイブの夜はイルミネーション見に行って…ご飯は家かな?ケンタッキーとケーキ買って帰るのもいいなと思って翔太に言ったら
渡「ちょっと行きたい所あるから…ご飯は考えなくていいよ。」
なんだか珍しい…あまり外で食べるのが好きじゃない翔太が…しかも行く所まで考えてくれてるなんて
どうしても顔のニヤつきが止まらない。
渡「…Aニヤニヤしすぎ。笑」
『だって、翔太とクリスマスイブにイルミネーション見に行って、その後翔太が考えてるところに連れて行ってくれるんでしょ?』
もうこんなに幸せでいいの?って言うと
顔を赤くした翔太が
渡「いつも幸せもらってるのは俺の方だよ。」
なんて恥ずかしそうに言うからこっちまで恥ずかしくなってくる。
『今日は甘々だね。あ!いつもか。笑』
渡「A、調子にのれるのも今だけだぞ。」
そう言ってさらに甘い時間が始まる。
『待って、翔太っ!』
渡「待てない。」
それから私は調子に乗ることもできず、ただ甘い吐息を吐くのに精一杯だった。
996人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴのこ(プロフ) - nagatakumikoさん» 読んでいただいてありがとうございました^ ^⭐︎ (2022年12月6日 21時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 素敵な作品読みました。最後まで感動的でした。 (2022年12月6日 20時) (レス) @page49 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます^ ^完結まであと少し…ハッピーエンドを見届けてください⭐︎ (2022年12月2日 22時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです!続きが気になります、どうか早い段階で幸せがもどりますように (2022年12月2日 21時) (レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴのこ | 作成日時:2022年11月22日 22時