ep43 ページ43
仕事に集中できなくて案の定残業…
途中で自販機でコーヒーを買っていると
鈴木「あ…お疲れさまです。」
振り返ると鈴木さんがいて、思わず顔がこわばってしまう。
鈴木「昨日はすみませんでした…渡辺さんから何か聞きましたか？」
『…いや…』
鈴木「まさか渡辺さんの彼女がAさんだったなんて…驚きました。…渡辺さんの身体って意外と男らしいですよね。」
あ…ごめんない。と言ってその場から小走りで逃げて行く鈴木さん。
今の鈴木さんの言葉で、嫌でも理解してしまう。
昨日の夜、翔太と鈴木さんの間に何があったのか。
その後は涙を堪えて仕事を終わらせ美穂の家に帰った。
美穂「おかえり…ってどうした！？」
泣きながら帰っていたら目が腫れあがってたみたいで、美穂が驚いた顔してる。
『さっき鈴木さんに言われちゃった。…翔太の身体…男らしいですよねって。』
自分で言葉にすると余計に苦しくて辛い。
美穂「はぁ！？まじなんなのあの子！許せないんだけど！」
『うん…でも鈴木さんだけじゃない。翔太も同じ気持ちだったってことでしょ。』
美穂「…A。」
次の日やっぱり目は腫れてて…仕事に行く気になれなかったけど休むわけにもいかなくて。
私の顔を見た翔太が驚いた顔をして、話しかけられそうになったけど
鈴木さんが翔太を呼んでふたりはどこかに行ってしまった。
翔太の隣にはいつも鈴木さんがいて
指導係だから当たり前なのかもしれないけど
でもあんな事があった今じゃ冷静に見れない。
ふたりは想いあっているのかな…
だとしたら私は邪魔者じゃん。
『もう…終わりなのかな。』
思わずそう言葉に出てしまっていた。
阿「…A、今日ちょっと付き合ってよ。」
阿部くんが優しい笑顔でそう言ってくれる。
今日は美穂彼氏とデートって言ってたし…阿部くんに話聞いてもらおう。
『うん。』
仕事が終わり阿部くんと会社を出ると、外で翔太が待っていた。
渡「A、話聞いて欲しい。」
『……』
阿「Aちゃんと話しておいで。」
そのまま翔太に手を引かれ家まで帰ってきた。
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ぴのこ(プロフ) - nagatakumikoさん» 読んでいただいてありがとうございました^ ^⭐︎ (2022年12月6日 21時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 素敵な作品読みました。最後まで感動的でした。 (2022年12月6日 20時) (レス) @page49 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます^ ^完結まであと少し…ハッピーエンドを見届けてください⭐︎ (2022年12月2日 22時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！続きが気になります、どうか早い段階で幸せがもどりますように (2022年12月2日 21時) (レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年11月22日 22時
