ep26 ページ26
それからは杉本さんに絡まれることもなくなった。
渡「A、今日の夜空いてるか？」
『はい。大丈夫です。』
渡「じゃあ、仕事終わったら声かけるから。」
気持ちを伝え合ってから初めてふたりきりで会う。
想像しただけで恥ずかしくて緊張してしまいそう。
その日は仕事もはかどりあっという間に終わった。
渡「よし、じゃあ行くか。…何か食べたいものある？」
『渡辺さんおすすめのものが食べたいです。』
渡「うーん…じゃあハンバーグにしよう。」
渡辺さんハンバーグ好きなんだ。なんか可愛いな。
ふふっと笑っていると、どうした？と顔を覗き込んでくる。
『ハンバーグ楽しみです。』
連れて行ってもらったお店は本当に美味しくてたくさん食べてしまった。
帰り道、歩きながら考える…
これからどうするんだろう。そのままバイバイかな？
そもそも付き合ってるんだよね…私たち。
『あの…私たちって…その、付き合ってるんですかね？』
渡辺さんが目を丸くして見てくる。
渡「そう…だと思ってた。…まぁたしかに付き合ってるのに苗字呼びだしな。ごめん、はっきり言ってなくて。」
『いえ、今はっきりしたので安心しました。』
渡「これから名前で呼ぶから。Aも俺のこと翔太って呼んで。」
『翔太…さん。』
渡「呼び捨てでいいよ。その方が距離が近く感じる。」
『…はい。』
渡「ふたりの時は敬語もなし。」
「…わかった。」
やっと付き合ってると実感できて嬉しくてにやついてしまう。
そんなことを話していたらあっという間に家の前。
渡「…まだ一緒にいたい。」
ストレートに言われて心臓がバクバクし始める。
『私もです。』
渡「シャワー浴びたらそっち行ってもいい？」
『…待ってます。』
そう言って一旦別れた。
やばいやばい今から渡辺さん…じゃなかった
翔太…こっちに来るんだよね。
私もシャワー浴びて待ってた方がいいってこと？
部屋を軽く片付けてシャワーを浴びると
チャイムがなった。
『どうぞ。』
すっぴんを見せるのが恥ずかしくて俯いてしまう。
風呂上がりの翔太もかっこよすぎて見れない。
私こんなんでやっていけるかな。
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ぴのこ(プロフ) - nagatakumikoさん» 読んでいただいてありがとうございました^ ^⭐︎ (2022年12月6日 21時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 素敵な作品読みました。最後まで感動的でした。 (2022年12月6日 20時) (レス) @page49 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます^ ^完結まであと少し…ハッピーエンドを見届けてください⭐︎ (2022年12月2日 22時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！続きが気になります、どうか早い段階で幸せがもどりますように (2022年12月2日 21時) (レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年11月22日 22時
