ep20 ページ20
次の日会社で早速渡辺さんに捕まってしまった。
渡「昨日のあれ、どうゆうこと？」
『昨日の…とは？』
渡「私に優しくしないでくださいってやつ。」
『…そのままの意味です。』
杉本「あ！翔太！Aさんもおはよう。」
『おはようございます。ではお先に。』
今はこの2人を見るの辛い。早く先に行こうと歩き始めるが腕を掴まれてしまった。
渡「まだ話終わってないんだけど。」
杉本「やだ翔太〜。Aさん困ってるじゃん。」
ほらほら離してあげて。なんて言って渡辺さんから私を引き離す。
杉本「ちょっと女子2人で話すことあるからさ。翔太またね。」
今度は杉本さんに捕まってしまった。
杉本「翔太と何があったか知らないけど、邪魔しないでくれる？」
『邪魔？』
杉本「そう。翔太があなたに構うのって、指導係だからでしょ。そこ勘違いしない方がいいよ。」
そう言って杉本さんは自分のフロアに上がっていってしまった。
そうだよね。私何勘違いしてるんだろう。
渡辺さんが優しくしてくれるのは、私の指導係だからじゃん。
でも気づいてしまったこの気持ちを無くすことは出来なくて。
届けられない自分の想いに蓋をするように仕事に集中した。
渡「A、今日の夜空いてるか？」
『今日はちょっと…』
渡「じゃあ明日は？」
『…明日もちょっと』
渡「お前俺のこと避けてる？」
『……そんなつもりは』
避けてる。避けたいわけじゃないけど避けてしまってる。
だってこれ以上近づいてしまうともっと好きになってしまうから。
渡「俺何かしたか？」
『……』
渡「お前に冷たくされるの…結構辛い。…って俺もお前に冷たくあたってたもんな。自業自得か。」
渡辺さんは悲しそうな顔して自分の席に戻って行った。
どうしてそんな顔するの？
私だって辛いよ。冷たくなんてしたくない。
でも邪魔したらいけないから…渡辺さんと杉本さんが元に戻るのを見てることしかできない。
阿「A、何かあった？大丈夫？」
『…大丈夫だよ。』
きっと今のやりとり聞かれてたんだ…阿部くんにも自分の気持ちちゃんと伝えてないのに。私本当に最悪だな。
阿「好きな人のことは嫌でも色々気づいてしまうから。だから俺には隠さず話して。」
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ぴのこ(プロフ) - nagatakumikoさん» 読んでいただいてありがとうございました^ ^⭐︎ (2022年12月6日 21時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 素敵な作品読みました。最後まで感動的でした。 (2022年12月6日 20時) (レス) @page49 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます^ ^完結まであと少し…ハッピーエンドを見届けてください⭐︎ (2022年12月2日 22時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！続きが気になります、どうか早い段階で幸せがもどりますように (2022年12月2日 21時) (レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年11月22日 22時
