ep6 ページ6
渡「おい、起きろって！朝だぞ！」
…頭痛ーい。しかも朝から渡辺さんの声するし
怒られすぎてついに幻聴が聞こえるようになってしまった？なんて思いながら目をあけると
『……え？』
渡「早く起きろ。遅刻するぞ。」
『えーーー！！きゃーー！！なんで！！！』
渡「朝からうるせぇ、デカい声出すな。」
『いや、いや！なんで私ここにいるんですか！』
周りを見渡すと自分の家じゃない。
ってことは渡辺さんの家？
急いで自分の服を確認する。
…ちゃんと服は着てる…私どうしてここに？
渡「何確認してんだよ。お前みたいなやつに手出すわけねぇだろ。」
『…私なんでここにいるんでしょうか？』
渡「お前まじで記憶にないの？昨日飲みすぎて潰れたんだろうが。」
『…あ！』
やっと思い出した。…思い出してしまった。
何か失礼なことも言ってしまった気がする。
『あの…私何か言いました？』
恐る恐る聞いてみると
渡「安心しろ。俺もお前みたいなやつありえねぇから。」
『すっすみませんでした！お世話になりました！』
急いで家を出て自分の家に向かう。
渡辺さんと自分の家がかなりご近所だということに気づいて更に気まずい。
『やばいよ〜色々思い出してきた。私何してるのよ〜！』
自分の行動言動に今更後悔しても遅いけど、戻れるなら昨日の朝に戻りたい。
そんなことできるわけもなく、急いでシャワーを浴びて家を出た。
少し歩くとさっき飛び出してきた渡辺さんのマンション
…って渡辺さん出てきたし！
渡「…お前の家ここから近いの？」
『…はい。すぐそこです。…あの、昨日は本当にすみませんでした！』
渡「潰れたこと？それともあの発言のこと？」
『…どっちもです。』
渡「ちゃんと思い出したんだ。」
少し笑った渡辺さんに驚いた。
渡「…なんだよ。」
『いや、何でもないです。…今度お詫びにご馳走させてください。』
渡「別にいい。新人に奢ってもらうほど困ってないし。」
『いや、そういう訳じゃなくて。私の気が済まないというか…』
渡「なら仕事で返せ。」
『わかりました。』
今日の朝目が覚めて現実を知った時は、
もう仕事辞めないといけないとか考えたけど
渡辺さんはそんなに怒ってないみたいだし良かった。
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ぴのこ(プロフ) - nagatakumikoさん» 読んでいただいてありがとうございました^ ^⭐︎ (2022年12月6日 21時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 素敵な作品読みました。最後まで感動的でした。 (2022年12月6日 20時) (レス) @page49 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます^ ^完結まであと少し…ハッピーエンドを見届けてください⭐︎ (2022年12月2日 22時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！続きが気になります、どうか早い段階で幸せがもどりますように (2022年12月2日 21時) (レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年11月22日 22時
