ep40 ページ40
鈴木「渡辺さーん！おはようございます。」
渡「おはよう。」
隣にいる私は視界に入っていないのだろうか？あ…と付け足されたかのようにAさんもおはようございますと言われる。
最近やけに鈴木さんの翔太への距離感が近い。
日に日にボディタッチも増えてる気がする。
気にしないようにと自分に言い聞かせるけど気になってしまう…
鈴木「渡辺さん、今日夜暇ですか？飲みに連れて行ってください！」
嫌でも聴こえてくる声。
渡「いや、俺はちょっと…」
鈴木「あ！じゃあ深澤さんと鈴木くんも誘いましょ。それならいいですよね？」
そのあと翔太は渋々承諾し、今夜4人で飲みに行くことになった様子だった。
会社を出る時に翔太が私のところへきて
渡「今日飲みに行くことになった。先に寝てていいから。」
そう言って深澤さんと出て行った。
家に帰り1人分のご飯を用意して1人で食べる。
付き合ってからほぼどちらかの家で過ごしていたが、2ヶ月前から私の部屋は解約し翔太の家に引っ越してきた。
毎日翔太と一緒にご飯を食べていたから、久しぶりの1人ご飯がすごく寂しく感じる。
そのあと片付けを済ませてお風呂にも入って
時計はそろそろ23時…
『遅すぎる…』
電話をかけてみると
？「はい。」
女の人が出て思わず切ってしまった。
……今の声……鈴木さん？
胸騒ぎがして心臓がドクドクする。
なんで？どうして？
今どこにいるの？
鈴木さんとふたり？
深「もしもーし！Aちゃんどうしたのー？」
深澤さんに電話をかけてみるとだいぶ酔った様子の声がした。
『遅くにすみません…翔太と今一緒ですか？』
深「翔太？翔太なら1時間くらい前に鈴木さんと一緒に帰ったよー！翔太だいぶ酔ってたから鈴木さんが送るって言ってたけど…どうしたの？」
『……いえ、大丈夫です。』
突然全てが崩れ落ちていくような感覚に陥る。
翔太は今、鈴木さんとふたりなんだ。
そして朝6時になっても帰ってこなかった。
そこで全てを理解し、私はキャリーバックに一通りの物を詰めて家を出た。
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ぴのこ(プロフ) - nagatakumikoさん» 読んでいただいてありがとうございました^ ^⭐︎ (2022年12月6日 21時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 素敵な作品読みました。最後まで感動的でした。 (2022年12月6日 20時) (レス) @page49 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます^ ^完結まであと少し…ハッピーエンドを見届けてください⭐︎ (2022年12月2日 22時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！続きが気になります、どうか早い段階で幸せがもどりますように (2022年12月2日 21時) (レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年11月22日 22時
