ep12 ※nb ページ12
翔太side
新人の指導係になって1ヶ月。
デカい企画を任され、Aもなかなか頑張っていた。
弱音を吐くこともなくいつも集中して頑張ってる姿はちょっと無理をしているようにも見えて、指導係として少し心配になった。
だからAが残業で残る時は極力一緒に残り様子を見ながら自分の仕事をこなしていた。
そんな俺を見て深澤が
深「翔太どうしたんだよ！珍しく入れ込んでるね〜。」
なんてにやにやしながら言ってきたけど、指導係だから。
それ以上でもそれ以下でもない。
同期の阿部と仲良く話しているところを見ると少し腹が立つけど…
今日も阿部にはにこにこ楽しそうに話していたのに、俺の顔を見ると笑顔もなくなり顔が強張ってる。
まぁ冷たい態度をとってる俺のせいなのは分かってるけど。
朝からなんか顔色悪いなと思っていたら、まさか就業時間直前にAが倒れた。
近くにいた阿部がすぐに駆け寄り抱き抱えている。
阿「Aさん！大丈夫！？Aさん！」
俺もすぐに駆け寄り容体を見ると、過労で寝てしまってるだけのようだった。
阿「僕仕事もう終わったので、そのまま連れて帰ります。」
渡「いや、いい。俺が行く。」
阿「渡辺さんまだ仕事ありますよね？僕同期なので面倒見ますよ。」
渡「お前こいつの家分かるの？俺がこいつの指導係だから責任持って届ける。」
阿「…分かりました。」
阿部は腑に落ちない顔をしていたがこれ以上俺に何も言えなかったんだろう。
俺も何でこんなムキになってんだ…
そう、指導係だからこいつの体調管理がしっかりできてなかったのは俺の責任でもあるからだ。
どうにか自分の行動に理由をつけて、
Aを抱えて車に乗せる。
こいつちゃんと食べてるのか？軽すぎるだろ。
Aの家に着いてカバンから鍵を出して部屋に入る。
綺麗でも汚くもない何ともいえない部屋でベッドに降ろした。
渡「おい、家着いたぞ。ちゃんと食って寝ろよ。」
声をかけるが反応はない。
このまま帰ろうかと思ったけど、もしも目が覚めたなかったら…と思うとちゃんと目を覚ましたのを確認してから帰ったほうがいいと思いベッドの横に腰掛けた。
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ぴのこ(プロフ) - nagatakumikoさん» 読んでいただいてありがとうございました^ ^⭐︎ (2022年12月6日 21時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 素敵な作品読みました。最後まで感動的でした。 (2022年12月6日 20時) (レス) @page49 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます^ ^完結まであと少し…ハッピーエンドを見届けてください⭐︎ (2022年12月2日 22時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話面白いです！続きが気になります、どうか早い段階で幸せがもどりますように (2022年12月2日 21時) (レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年11月22日 22時
