ep58 ※nb ページ8
翔太side
2年生になった。バスケ部のマネージャーで入ってきた1年の西村佳奈に毎日のように追いかけられる。
佳奈「渡辺せんぱーい！」
ほら、また来た。
渡「近寄んな。」
思いっきり迷惑な顔をしてみるけど、西村は全然気にする様子もなく着いてくる。
最近Aは向井に気に入られているようだし…
2人で話している所を見るだけでイライラしている自分がいる。
俺どんだけAのこと好きなんだよ。
放課後、下駄箱で2人になれたのにまた西村に邪魔される。
しかも後ろから抱きつかれて嫌悪感しかない。
Aは怒ったような態度で行ってしまうし…
今日も、ひとり居残り練習をして帰ろうと思ったら外で西村が待っていた。
佳奈「渡辺先輩お疲れさまです。一緒に帰りましょう！」
断る隙もなく腕を引っ張られ駅まで連れていかれた。
西村は楽しそうにずっと話しているが、興味ないから全然頭に入ってこない。
あー早く帰ってAに会いたい。
そう思っていると、駅のホームにAと目黒が現れた。
佳奈「カッコいい彼氏さんですね！」
なんて目黒に向かって言ってる。
…彼氏は俺だよ。素直に言えたら楽なのにな。
俺たちの電車が着いて、西村と乗り込む。
Aも乗ってるだろうと周りを見ると
ホームで目黒に手を握られてうつむいているAが見えた。
思わず、
渡「A！」
と叫んでいたが間に合わない。
佳奈「え？渡辺先輩あの先輩のこと下の名前で呼ぶくらい仲良いんですか？」
渡「お前には関係ない。」
佳奈「関係あります。私、渡辺先輩のこと好きですから。」
渡「お前の気持ちには答えられない。今後俺に必要以上に関わるな。」
自分でも驚くほど冷淡な声だった。
佳奈「…私諦めませんから。」
そう言って西村は電車から降りて行った。
たぶんAは次の電車に乗っているはず
改札口の外で待っていると、Aが歩いて来た。
渡「なんで乗らなかったの？」
『…なんとなく。』
俺の方を見ないまま答える。
さっき目黒と手を繋いでいたことにイライラして
渡「…なんで目黒に手握られてんだよ。」
そう言うと、Aは顔をあげて泣きそうな顔をしていた。
『翔太だって…あの女の子に抱きつかれて嬉しそうにしてたじゃん！』
渡「は？俺がいつ嬉しそうにしたんだよ。」
思わず、もういいと言ってしまっていた。
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ぴのこ(プロフ) - シュガーリップさん» 読んでいただけて嬉しいです！更新頑張ります(^^) (2022年10月7日 7時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - あーりんさん» 続編書くことにしました！応援ありがとうございます♡ (2022年10月7日 7時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
シュガーリップ - めちゃくちゃ、大好きなお話です！！これからも更新、頑張ってください！！ (2022年10月7日 1時) (レス) @page23 id: 1d3ef0ab72 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 続編ありがとうございます！ラブラブな生活と思いきや、また波乱ですね。更新楽しみにしてます！ (2022年10月5日 14時) (レス) id: ad407d4067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年10月4日 16時
