ep82 ページ32
進路の話をしてから翔太とは少し気まずくなってしまった。
よく考えたら高校生で恋人と一緒に住んでることのほうがおかしいのに…この環境に慣れてしまうと手放すのはやっぱり怖い。
面倒くさい女だと思われただろうな…
翔太だってもっと遊びたいよね…
マイナスな方にしか考えられない自分にため息が出る。
そして迎えた高校最後の文化祭
私たちは野外カラオケをすることになったのだけど、翔太がみんなから何か言われている。
《渡辺くん歌ってー！》
翔太歌うのかな…
そういえば翔太が歌っているの聴いたことない…聴いてみたいな。
そう思っていると、渋々舞台に上がっていく翔太の姿が見えた。
みきに腕を引っ張られ舞台の正面に連れてこられる。
曲はback numberの花束だった。
曲が始まると、翔太は私のことをずっと見て歌っている。
その歌声も見つめられた目も自分に向けられたものだと分かるくらい、翔太は私しか見てなかった。
みき「Aどんだけ愛されてんのよ。羨ましい〜。」
そう言われて顔が赤くなる。
私はなんであんなに不安になっていたんだろう。
翔太はこんなにも私のこと思ってくれているのに。
そう思うと自然と涙が溢れていた。
文化祭が終わって家に帰ると、翔太はリビングでテレビを見ていた。
『ただいま。』
渡「おかえり。」
『今日の翔太…すごくカッコよかったよ。』
渡「……今日だけ？」
『えっ、いやいつもだけど。』
渡「Aだけ見て歌ったの気づいた？」
『そりゃ気づくよ…あれだけ見つめられたら。』
渡「俺の想い届いた？」
『…うん。』
そう言ってどちらからともなく唇が重なる。
気まずくなってからしていなかったせいか、
久しぶりの感覚に身体がジンジンしてくる。
渡「…やばい、とまんねぇわ。」
そう言って深いキスに変わり、そのまま翔太の唇が首へと降りてくる。
『翔太っ、まだお風呂入ってないっ！』
渡「…いい、もう我慢できない。」
『やっ………ん』
いつものお風呂上がりの匂いじゃない…お互いの少し汗ばんだ匂いがいやらしく感じてしまう。
『あんっ…そこは……だめっ』
渡「でももうこんなになってるよ？」
指ですくいとったものを見せてくる。
『やだっ、』
もう恥ずかしいのと気持ちいいのと
訳もわからずお互い求め合った。
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ぴのこ(プロフ) - シュガーリップさん» 読んでいただけて嬉しいです！更新頑張ります(^^) (2022年10月7日 7時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - あーりんさん» 続編書くことにしました！応援ありがとうございます♡ (2022年10月7日 7時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
シュガーリップ - めちゃくちゃ、大好きなお話です！！これからも更新、頑張ってください！！ (2022年10月7日 1時) (レス) @page23 id: 1d3ef0ab72 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 続編ありがとうございます！ラブラブな生活と思いきや、また波乱ですね。更新楽しみにしてます！ (2022年10月5日 14時) (レス) id: ad407d4067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年10月4日 16時
