ep40 ページ40
試合は翔太の大活躍で勝つことが出来た
みき「渡辺の活躍すごかったね！Aのおかげじゃない？」
『…私は関係ないよ』
みき「え？…A？」
みきが心配そうに見てくる
すると私たちの席から
翔太が女の子に話しかけられているのが見えた
そのまま2人は会場の外に出て行ってしまう
みき「A気にすることないよ、渡辺が呼び出されることなんてよくあることじゃん。」
みきは気を遣ってそう言ってくれるけど
今の私には耐えられそうになかった
『ごめんみき。私先に帰るね』
みきが何か言っていたけど走って会場を出る
その瞬間、我慢していた涙が流れた
あの時諦めていればよかった
そしたらこんなに辛くなかったのに
翔太は私にだけじゃなくて
他の子にも勘違いするようなこと言ってたのかな
自分だけ、もしかしたら特別なんじゃないかって
少しでも期待してしまったことが恥ずかしい
泣きながら走っていたらいつの間にか駅に着いていた
目「Aちゃん？」
『……目黒くん』
泣いている私を見て驚いた顔をする
目「どうしたの？何かあった？」
目黒くんは何も言わない私の横にそっと腰掛けた
目「今日は家まで送らせてね。」
断ることも出来ず、目黒くんと一緒に電車に乗る
会話はないけどただ、そばにいてくれた
『ここだから…目黒くん今日はありがとう。』
目「俺、この前言ったよね？Aちゃんが辛そうにしてたり、幸せそうじゃなかったら遠慮なく奪うからねって」
『…えっ？』
目黒くんにそっと抱きしめられる
目「俺だったら、絶対にAちゃんのこと泣かせたりしない。」
『目黒くん…』
渡「何してるの？」
突然翔太の声がしてびっくりして
目黒くんから離れようと胸を押した
でも離れることはできず
逆にさらに強く抱きしめられて引き戻された
目「別に。あなたに関係ないですよね？」
ふたりが睨み合ってるのが見なくてもわかる
翔太はそのまま行ってしまった
無理やりにでも目黒くんから引き離して欲しかった
でも翔太にとって私は、たくさんいる遊び相手の1人だから…
もう飽きられたんだろうな
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ぴのこ(プロフ) - あーりんさん» 応援してくださってありがとうございます！続編も頑張って書きます♪ (2022年10月4日 17時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - かのさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます！続編も是非読んでもらえたらと思います(^^) (2022年10月4日 17時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - ともさん» ありがとうございます！続編書くことにしました^ ^ (2022年10月4日 17時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 毎日更新楽しみにしてました！続編希望です！ (2022年10月4日 14時) (レス) @page50 id: bd02f04d72 (このIDを非表示/違反報告)
かの - 凄く面白くて毎日ドキドキしながら見てました！🥰 続編読んでみたい… (2022年10月3日 23時) (レス) @page50 id: b976de92db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年9月28日 20時
