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A side
なんとなーく地雷踏んじゃったかなとは思ってて…
だけど、なかなか言い出せなくって…
後輩や友達が遊びに来たことを喋るたび、ちょっと複雑な顔をするニノに、ちゃんと言わなきゃなーって思いながらも逃げてた俺って本当に悪かったなって思って
素直に言えない感情が言葉じゃないところから溢れて、目に涙をいっぱいためたニノをみると心が痛くなって
何故だか俺も涙でいっぱいになって…
隣にいるニノをきゅっと抱き寄せると、おずおずと小さな手が背中に回ってくる。
｢ごめんね。せっかく楽しい夜だったのにね。｣
｢にのちゃんが謝ることないんだって。｣
｢他の人に作った料理、俺にも作って。他の人に振る舞う前には先に食べさせて。｣
｢うん。いいよ。｣
｢こんな、蓋を開ければ独占欲の塊みたいな俺、疲れない？｣
｢全然。むしろその方がいい。にのちゃんの嫉妬なら大歓迎。｣
｢ずるいなぁ…まーくんってほんと余裕ある。｣
｢俺だって結構余裕ないときあるよ。｣
｢嘘だ。｣
｢にのちゃん、みんなの人気者だもん。可愛がれるし…みんなにニコニコするし…スーッと誰かのところにいっちゃうし。。。俺のなのにー！って結構焦るんだよ？｣
｢くふふ…。なーんだ。まーくんも一緒じゃん。｣
｢同じだよ。｣
｢うん。おんなじだね。｣
｢大好きだもん。にのちゃん…和のこと。｣
そう言うと腕の中にいるニノの耳が赤く染まる。
｢……俺も…｣
｢え？なんて？｣
｢……だから…俺もちゃんと好きだよ。まーくんのこと。｣
｢あー、もう待ってちょっともうにのちゃんが可愛すぎて涙出て来ちゃった！｣
にのちゃんから身体をすこし離して顔を見合わせて笑う。
｢さっきから泣いてたじゃん。いい歳したおっさんが2人で号泣って…変なのー。｣
｢そういうにのちゃんだって顔、ひどいことなってるよ！！｣
そしてまた2人で笑う。
｢にのちゃんには笑ってて欲しいから。溜め込まずにわがまま言ってよ？｣
｢うん。わかった。約束する。まーくんもだよ？｣
軽く頷いて、泣きすぎて赤くなったニノのその可愛い瞼にチュッと口付けた。
｢…なっ……｣
｢あー、もうほらほら！泣いたらお腹空いちゃった！ご飯のつづきつづき！｣
照れて固まったにのちゃんを引っ張って食卓に戻る。
甘えんぼさんなのに甘え下手な天の邪鬼なニノ。
どんなニノでもだいすきだけど、やっぱり笑ってるニノが1番好き。
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相宮なお(プロフ) - 昨日このシリーズを見つけて、一気に読んでしまいました。 甘々もあり、切なさもあり…とっても大好きな小説です(〃艸〃) 更新待ってますね！ (2015年9月24日 17時) (
レス) id: 54c3be5d9a (このIDを非表示/違反報告)
chiha(プロフ) - ますくまんさん» 有難うございます！これからも甘々全開でいくのでどうぞよろしくお願いします(^-^)/ (2014年6月30日 6時) (レス) id: d10b244f47 (このIDを非表示/違反報告)
ますくまん(プロフ) - 甘々で最高です！更新、楽しみにしています！！ (2014年6月30日 1時) (レス) id: 586837bbb3 (このIDを非表示/違反報告)
chiha(プロフ) - 二宮麗叶♪(ログインしてません)さん» ありがとうございます。これからもマイペースに書いていきますので宜しくお願い致します。 (2014年6月17日 19時) (レス) id: d10b244f47 (このIDを非表示/違反報告)
二宮麗叶♪(ログインしてません) - 最初から見てますよぉ♪どの短編も甘々でいいですね！ところで作品の見出しゎHellogoodbyの歌詞ですよね。変えた方がいいカモです…。歌詞の引用に引っ掛かるかもしれません。更新頑張ってください♪ (2014年6月3日 19時) (レス) id: fa92f4395b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chiha | 作成日時：2014年6月1日 19時
