親友と一緒にトリップしたけど...お前ら何処行くつもりだァっ！！【文豪ストレイドッグス】

14トリップ《自然発生》 ページ16

優梨side

私は思わず息を飲んだ。

兎海「私が考えたのは、異能力って事。」

え、でも私の異能力は...
同じ事を思ったのか、ボケキャラの癖に
頭がいい亜乃が口を挟んだ。

亜乃「え、でも優梨の異能力って猫耳と尻尾は生えないよね?」

だけど1枚上手なのが兎海。
その質問をされる事は想定内なのか即答する。

兎海「それは

神様から貰った異能力(・・・・・・・・・・)


でしょ？」

..............あ

他のみんなも気づいたらしい。

A「え、でも2つ目の異能力ってありなの...？」

それは思った。異能力は、不思議な力を持つのだから2つの異能力を持ったら躯に負担が
かかりすぎて死 ぬとかありそうなんだけど。

兎海「...多分、ありかな。確信はないけど、
現に2つ目の異能力だろう物を持ってる人が目の前にいるし…優梨、猫耳と尻尾が生えてからなんか、変わったことある？」
...
あれ、そう言えば...

優梨「...いつもより雑音も、兎海達の声も大きく綺麗に聴こえるし、兎海達それぞれの匂いがよく分かる気が...
兎海は...桜の匂いで
亜乃は...ミントかな
Aちゃんは...檸檬？」

当たっているようだ、皆なんでわかったのと言うような顔してる。

兎海「...やっぱり。猫は聴覚嗅覚視覚の順に優れていて、聴覚は犬が聞こえる範囲よりも広く聴こえるの。本当に猫耳と尻尾が生えてても聴覚とかが優れるって聴いたことないから多分異能力だよ。」

それを聞き、亜乃が言う

亜乃「うふふ、ねぇ優梨ちゃん。
猫の性感帯ってね...尻尾の付け根なんだって」

やばい、嫌な予感しかしないと思わず後ずさる。

亜乃「あれ、どこ行くのぉ？」

優梨「ひ、ひいいぃぃ！！！」

その後1時間くらい色々、色々してた。

兎海「...で、話に戻るけど、
私達も2つ目の異能力があるかも知れない。

私達も神様から貰った異能力だから、
開花のタイミングは人それぞれだけど...
絶対に開花しないとは言いきれない。」

皆がごくり、と息を呑む。

兎海「そこで気をつけて欲しいの。
2つも異能力を持っていることがバレたら...
私達は絶対にポートマフィアからも、組合からも、武装探偵社や異能特務科から狙われる。」

兎海「...だから、ブラックシャドウの4代社長の私達だけど...組織内の人間でも迂闊に情報を漏らさないように」

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