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こんな手段で ページ37
話を遮って、いつもより低めの声で呼ばれて、振り向く…と……
貴「！！！！？？ちっ、近い、末澤近いっ！」
壁沿いにいたあたしをさらに壁際に追い詰めて…
いわゆる、"壁ドン"をしてきた。
末「俺のこと、そんなに信じられへんか？」
話す度に吐息があたしの顔にかかるくらい、近い。
けど逃げ場はない。
にしてもこいつ、なんでこんな色っぽい表情が出来んのやろ…
貴「…っ、わかったから、離して！」
当然、上手く言い返すこともできるわけなく、承諾してしまった。
こんな手段で、いつも何人もの女の子を虜にしてるんやろうか。
けどあたしは、そんな手段に乗らへんからな。
ちょっとときめいたりしちゃうけどそんなん、気のせい。
そう、やんな。
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作者名：ぴのたん | 作成日時：2019年12月9日 12時
