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いらんらしい ページ23
貴方side
それからはカフェに移動して、色んな話をした。
学校の話、趣味の話。
今話題になってるテレビの話。
こういう普通の話題でも、話していて楽しいってええ関係やんなぁ。
気づけば、もう夜の18時前。
晶哉は、今日も塾があるらしくて一緒に帰る。
…ほんまに大変やなぁ。
彼女いらん理由も、納得できる。
晶哉は忙しくて、自分の時間を大切にしてるから彼女とかできちゃったら困るんやろなぁ。
ま、言うたら友達しかいらんってことやわな。
佐「てか、気になっててんけど。Aこそ、好きな人おらんの？」
真剣な顔で、そう聞かれた。
貴「え…いやー、あんま興味ないんよな。」
佐「そっかぁ、じゃあまだ…誠也くんのこと好きなわけじゃないねんな。」
貴「え？」
なんで、末澤？
佐「俺、負けへんからな。」
バサッ。
あたしは硬直して、手に持っていた鞄を落としてしまった。
佐「…じゃ、また学校で。」
そう言って手を振って帰る後ろ姿を、呆然と見つめるしかできへん。
どういうこと？
何の勝ち負けのことなん？？
そして、なんで、
.
.
.
.
.
ほっぺに、キスしたん…？
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作者名：ぴのたん | 作成日時：2019年12月9日 12時
