第45話 ページ50
＿＿＿＿
今日は10.31、芭流覇羅vs東卍の抗争の日。
私は東卍を離れ、芭流覇羅としてこの『血のハロウィン』に参加することになりました。
元々の予定では、東卍として参加し、圭介くんの代わりに刺されればどうにか収まるでしょうなんて思っていたのですが……
想定外でした。自分がそれで簡単に死ぬことも、自分のために万次郎くんがそこまで怒ってくれることも。
だから私は芭流覇羅に来て、なるべく一虎くんの傍にいることを心がけようと思ったんです。
……圭介くんには、怒られちゃいましたけど。
『オイA!!
テメェ、なんで
『……圭介くんと一緒だよ』
『……あ？』
私も私のやり方で東卍を守りたい、ってこと。
……伝わってくれたかな。
前日の飛び入り参加だったから何人かからはブーイングが来てたけれど、半間くんが収めてくれました。
一虎くんも、『Aはマイキーとヤり合えるくらいには強いハズだけど？？場地同様、スパイだろうとなんだろうと取り込んでおいたほうがいい』って。
朝起きて、身だしなみを整えて、いつもとは正反対の白い特服を身に纏う。
携帯を見たら、皆から沢山着信が来ていました。
｢ちゃんと説明しろ｣だの、｢ふざけんじゃねぇよ｣だの暴言罵倒の文面があるけど、本当は心配してくれてるんだなって思う。
だって東卍って皆そういう人達だから。
余計辛くなってくるから、通知を無視して携帯を閉じ玄関へ向かう。
｢あれ、アンタそんな服持ってたっけ｣
｢うん、多分今日だけ｣
｢そう？……あ、そうだ、アンタの友達の万次郎ってコから留守電来てたよー？｣
｢……万次郎くんから？｣
母にそう言われ、急いで家電のところへ向かう。
『A、これ聞いてるよな？
どうせお前のことだから、メールも電話も出ないだろうと思って。
バジもAも、何考えてんのか全然わかんねー。
けどどうせオレらの為にやってくれてるんだって分かってる。
オレらはオマエらを奪還するつもり。
……ただ、オレはオマエが居ないとダメなんだよ。
また同じ特服着れるって信じてるから』
ああ、そうだよな
きっと私は、貴方にとって大切な存在になってしまった。
私にとってそうであるように。
｢＿＿＿＿私、頑張るね。万次郎くん。｣
ドアから右足を1歩、踏み出した。
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ぴの(プロフ) - 青いGさん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです…！！続編迷ってたんですけど書こうと思います！！本当にありがとうございます！！！ (2021年12月11日 23時) (
レス) id: 49dec086fe (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛すぎてもう…やばいです…(語彙力)私の大好きな話の構成で、スマホぶん投げました。マジでこの作品大好きです！応援してます！更新頑張って下さい！！ (2021年12月11日 20時) (レス) @page50 id: 43df3075c0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 愛実さん» コメントありがとうございます、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(><) 敬語なのも一人称が俺なのも私のこだわりなのでふれてくださって嬉しいです〜！！今のところマイキーオチですが、色んな絡みさせたいですかね^^ありがとうございます！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page33 id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 初コメ失礼します！夢主ちゃんまさかの『俺』、尊い゛…。そして敬語なのも好きです…🥰文才&語彙力がありすぎて感動してしまいました…！これからも応援させて頂きます！！あと、この作品はマイキーオチですか？更新頑張って下さいっ！ (2021年11月16日 21時) (レス) @page29 id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» コメントありがとうございます！！何それ可愛い(；；)♡ぜひぜひやらせてください！！ (2021年11月7日 16時) (レス) id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2021年10月31日 21時
