金髪の少年、未来を語る ページ49
＿＿＿＿
｢……あの日、なんで気づいてやれなかったんだろう
マイキーの、まだ十五歳のガキの
背負ったデケェ十字架を……｣
オレは芭流覇羅のトップが稀咲であることを確信に変えるため、1度現代へ戻ってきた。
でも、一体『血のハロウィン』で何があったんだ？
……それは、たった十五歳の少年たちが起こしたとは思えないほど、悲惨で、酸鼻な事件だった。
｢あの日、マイキーは一虎を殺した｣
｢……え？｣
｢そのまま東卍は芭流覇羅に乗っ取られ、総長マイキー、そして『総長代理』の稀咲鉄太を筆頭に巨大組織に膨れ上がった
……今思えば稀咲が東卍に入ったのは、マイキーが目当てだったんだろうな｣
｢ちょ、ちょっと待ってくださいよ……
マイキー君が一虎君を殺した？？……嘘だ
マイキー君が人を殺すワケない……っ！！｣
そうだ、だっていつもあの人は
あんなに……あんなに輝いていたじゃないか
｢……じゃあオマエはマイキーの立場になっても和虎を殺さない自信があるのか？？
真一郎くんを殺そうとした仇を？？
そしてあの日一虎は……
場地を刺そうとした上、
それを庇ったAを殺したじゃねェか……!!｣
｢……Aさん、を？｣
どうして出てくんのか分かんねぇけど
憶えてないはずの記憶が溢れ出てくる
倒れてるAさん
ソレに向かって名前を叫ぶ場地君
そして意識のない一虎君を殴り続けるマイキーくん
……そのマイキーくんが、1番悲しそうな顔してンだよ……！！
｢オレ、マイキー君を助けないと……!!｣
｢あら、私死んじゃうんですね｣
｢Aさんだけじゃないです。一虎くんもマイキーくんに……｣
過去にタイムリープしてすぐ、オレはAさんの家に向かった
自分が死ぬことを知っても、Aさんはなんだか全部知っていたみたいな反応だった
｢うーん、一虎くんも。それは問題かも｣
｢……一体、どうすれば｣
｢私が一虎くんを止めます。武道くんは圭介くんを抑えててくれれば大丈夫。｣
｢え……でも、それじゃあ結局変わらないじゃないんですか……？？｣
｢ううん。……大丈夫、やり方を変えてみる。
私に任せてくれれば大丈夫だから、ね。｣
＿＿＿＿次の日、Aさんは東卍の決起集会に姿を見せなかった。
｢……一虎くん、半間くん、私も芭流覇羅に入れて｣
｢はは、待ってたぜ、A♡｣
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ぴの(プロフ) - 青いGさん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです…！！続編迷ってたんですけど書こうと思います！！本当にありがとうございます！！！ (2021年12月11日 23時) (
レス) id: 49dec086fe (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛すぎてもう…やばいです…(語彙力)私の大好きな話の構成で、スマホぶん投げました。マジでこの作品大好きです！応援してます！更新頑張って下さい！！ (2021年12月11日 20時) (レス) @page50 id: 43df3075c0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 愛実さん» コメントありがとうございます、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(><) 敬語なのも一人称が俺なのも私のこだわりなのでふれてくださって嬉しいです〜！！今のところマイキーオチですが、色んな絡みさせたいですかね^^ありがとうございます！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page33 id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 初コメ失礼します！夢主ちゃんまさかの『俺』、尊い゛…。そして敬語なのも好きです…🥰文才&語彙力がありすぎて感動してしまいました…！これからも応援させて頂きます！！あと、この作品はマイキーオチですか？更新頑張って下さいっ！ (2021年11月16日 21時) (レス) @page29 id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» コメントありがとうございます！！何それ可愛い(；；)♡ぜひぜひやらせてください！！ (2021年11月7日 16時) (レス) id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2021年10月31日 21時
