第33話 ページ38
＿＿＿＿
｢……万次郎くん、行ってきな？｣
｢でも、A｣
｢東卍のメンバーが困ってるんだよ？総長が行かきゃ。……またいつでも来れるよ。｣
｢……ウン、ごめんA。行ってくる。｣
｢……行っちゃった、な｣
A、いこって私を引いていった万次郎くんの温もりがまだ手に残っていて、余計私を寂しくさせる。
｢いや、なにいってるんですか私！！
私もはやく動かないと……！！｣
まずドラケンくん、エマちゃんと合流をして、奇襲を避けないと。
命に別状がないとはいえ、大好きな人達が傷つくのはなるべく見たくない。
｢それから……｣
＿＿＿＿ふと、携帯が軽く震えた。
……電話？
｢はい、もしもし｣
『……A、ごめん』
｢……ぺーくん？｣
荒い息と途絶え途絶えの声を電子的に伝えてきたのは、ぺーくんで。
『愛美愛主の残党が襲ってきて……オレひとりじゃどうにもできない……！』
……どういうこと？原作のシナリオと違う
｢……分かった、今向かう！！場所は？｣
『武蔵、第2公園……、他の奴らは何人かオレが呼んだから……！！』
｢了解。急ぎます。｣
ペケジェーに跨り、急いで公園へ向かう。
……罠、なのだろうか
状況が読めない。……でも、本当にぺーくんが襲われているのだとしたら？私のせいで、シナリオが変わっているとしたら？
放っておけるわけが無い。無視できるわけが無い。
それに私がいなくたって、今日は大丈夫だから。
罠でもいいから、どうか、無事でいてほしい。
｢＿＿＿＿ぺーくん、どこにいんの｣
｢……ハハ、ほんとに来やがったぜ！！！｣
公園に着けば、そこに居たのは大勢の愛美愛主。
｢俺1人のためだけにこの人数？
やっぱ嫌いだよ、愛美愛主サン。｣
｢そりゃそうだろうなぁ。ここにいんのは50人。
テメェみたいなヒョロっちぃヤツにこの人数なんていらねぇだろうけどよぉ、俺らも上には逆らえねェんだワ。｣
……要するに『半間修二』くんに言われたってワケね。
｢で、ぺーくんはどこにいんの？俺が聞いてんのわかんねー？｣
｢ぺーくん？……あぁ、アイツならここには居ねぇよ。
マンマと引っかかったってワケだよ、おチビちゃん♡｣
｢そ、ならいいんだ｣
｢……あ？｣
｢俺、この後まだやらなきゃいけないことあんだよね。
＿＿＿手加減しないよ、ごめんね♡｣
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ぴの(プロフ) - 青いGさん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです…！！続編迷ってたんですけど書こうと思います！！本当にありがとうございます！！！ (2021年12月11日 23時) (
レス) id: 49dec086fe (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛すぎてもう…やばいです…(語彙力)私の大好きな話の構成で、スマホぶん投げました。マジでこの作品大好きです！応援してます！更新頑張って下さい！！ (2021年12月11日 20時) (レス) @page50 id: 43df3075c0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 愛実さん» コメントありがとうございます、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(><) 敬語なのも一人称が俺なのも私のこだわりなのでふれてくださって嬉しいです〜！！今のところマイキーオチですが、色んな絡みさせたいですかね^^ありがとうございます！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page33 id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 初コメ失礼します！夢主ちゃんまさかの『俺』、尊い゛…。そして敬語なのも好きです…🥰文才&語彙力がありすぎて感動してしまいました…！これからも応援させて頂きます！！あと、この作品はマイキーオチですか？更新頑張って下さいっ！ (2021年11月16日 21時) (レス) @page29 id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» コメントありがとうございます！！何それ可愛い(；；)♡ぜひぜひやらせてください！！ (2021年11月7日 16時) (レス) id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2021年10月31日 21時
