第15話 ページ16
＿＿＿＿
後ろを振り向いて見ると、居たのはいつものメンバーでした。
｢あれ、みんないつの間にこっち来てたの？｣
｢オマエが遅いから心配して来たんだよ｣
と私の頭を撫でる隆くん。
…私の方が年上なんだけどなぁ……？
｢わ、そうだよね、ごめん｣
｢女は用意とか大変だろ。全然いい。｣
そう言ってニッ、と笑うドラケンくん相変わらず優しい。
これはエマちゃんが惚れるわけだわ、ですね。
｢つーかA、水着マジ似合ってんじゃん。かーわい。｣
｢マイキー…よく恥ずかしげもなくンなこと言えんな……？｣
｢は？オマエらも思ってるんだったらちゃんと言えばいーじゃん｣
｢はぁ？？！そりゃかわいーに決まってんじゃねえかバカかよ！！！！！｣
｢ア？！バカはテメェだよ場地ィ！｣
｢オイオイ、Aの水着黒なの？？！エッロ〜〜ッ！！！！｣
｢おいバカッ！余計なこと言うんじゃねーよ一虎ッ！！｣
｢オマエ腹薄くねェ……？？！もっと肉食え、肉！！｣
……そこから始まった褒めまくりタイムに、私が耐えきれなかったのはお察しの通りです。
｢＿＿じゃあ、みんなも気をつけて帰ってね｣
｢え〜！ホントに先帰っちゃうのかよぉ！｣
｢うん、美容院予約しちゃったから｣
じゃあね、と言って最寄りの駅に歩いたあと、
電車に乗って予約していた美容院へ向かいました。
ビーチバレーやスイカ割り、みんなで食べたかき氷を思い出していればあっという間に時間は通り過ぎていってしまいました。
パカッ、と自分のガラケーを開けてみれば、｢8月13日：美容院予約｣の文字が表示されていて。
＿＿＿＿そう、今日は真一郎くんの命日である。
｢今日、お店に寄ってもいいんだったよね？｣と確認のメールを真一郎くんに送ると、
すぐに｢おう！作業してっかもだけど、それでもよければ来いよー｣と返事が。
その字面を見るだけで、なんか目頭が熱くなって。
貴方の眩しい笑顔と暖かい手ががなんだか恋しくなってしまった。
｢……行くか｣
私はまだ波の余韻が残る体で乗り換えの電車へ歩きました。
｢…お願いします｣
｢はい、分かりました。
……ホントにいいんですよね？
こんなに綺麗な髪なのに…｣
｢……はい。今日は大事な日なので。｣
シャキン、シャキン、と金属音が響いた。
｢……首、すずしーな｣
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ぴの(プロフ) - 青いGさん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです…！！続編迷ってたんですけど書こうと思います！！本当にありがとうございます！！！ (2021年12月11日 23時) (
レス) id: 49dec086fe (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛すぎてもう…やばいです…(語彙力)私の大好きな話の構成で、スマホぶん投げました。マジでこの作品大好きです！応援してます！更新頑張って下さい！！ (2021年12月11日 20時) (レス) @page50 id: 43df3075c0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 愛実さん» コメントありがとうございます、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(><) 敬語なのも一人称が俺なのも私のこだわりなのでふれてくださって嬉しいです〜！！今のところマイキーオチですが、色んな絡みさせたいですかね^^ありがとうございます！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page33 id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 初コメ失礼します！夢主ちゃんまさかの『俺』、尊い゛…。そして敬語なのも好きです…🥰文才&語彙力がありすぎて感動してしまいました…！これからも応援させて頂きます！！あと、この作品はマイキーオチですか？更新頑張って下さいっ！ (2021年11月16日 21時) (レス) @page29 id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» コメントありがとうございます！！何それ可愛い(；；)♡ぜひぜひやらせてください！！ (2021年11月7日 16時) (レス) id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2021年10月31日 21時
