第13話 ページ14
＿＿＿＿
｢三ツ谷…
気持ちは分かるけどよォ……｣
｢……Aがいくら強くても、オマエは女のコなんだ。
そのせいで狙われて、ボコられて、…それ以上に酷いことされる可能性の方がデカいだろ。
Aが良くてもオレは絶対反対。｣
そりゃあそうだ。正論だ。
私に言い返すことなんてできない。
……でも、ここで引き下がれるほど、この決意は簡単なものじゃなくて。
｢……隆くん。｣
｢……なに、｣
そう言って私は、隆くんのまだ小さな肩を抱きしめた。
｢え、ちょ、A…？？！｣
｢隆くん、聞いて｣
｢……ッ｣
今度は目線を合わせて、ゆっくり、真っ直ぐと。
｢私はキミたちより何倍も頼りなく見えるかもしれない。
けど、キミたちのために命を捧げる覚悟でいるんです
隆くんの言ってることはごもっとも。
でも、それでもキミたちのタメに一緒に戦いたいの。私はそのために生きてきたし、そのために死ぬよ。
……だからそんな泣きそうな顔しないでよ。｣
知ってるよ。隆くんが誰よりも優しいこと。
私の事気にかけてくれてること。
さっきの言葉だって心配の言葉だって分かってる。
でも私だって、キミたちのことを誰よりも思ってるんだ。
だから、
｢私を信じて、隆くん。｣
キミは私の真っ直ぐな目線に弱いから、
私はただひたすら真っ直ぐに、言葉を放った。
｢…オマエ、ほんとズリィよ。｣
隆くんは、困ったように笑った。
＿＿＿そこからははやかった。
私の役割は『
簡単に言うと主な仕事は敵の様子を探ること。
｢オマエ人の心掴むの上手いもんな〜！｣
とべた褒め(？)の一虎くん。
勿論一緒に戦うけれど、基本的には戦力以外の仕事をして欲しいと隆くんに妥協案を出されてしまったので、
私、東雲Aは東卍のスパイを務めることになりました。
いろいろあったけれど、皆をしっかりと納得させることが出来たので私は満足です。
これからのことについて笑顔で、楽しそうに話している皆を見て、
皆の｢これから｣を守るのは私しかいないのだ、とまた責任感が高まりました。
おこがましいかもしれないけど、それができるのは私しかいないから。
｢ほらA！オマエもお守り買おーぜ！｣
そう言って私を呼ぶ隆くん。
｢待ってよ！！｣
でかけた涙を拭いて、みんなの元へ向かいました。
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ぴの(プロフ) - 青いGさん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです…！！続編迷ってたんですけど書こうと思います！！本当にありがとうございます！！！ (2021年12月11日 23時) (
レス) id: 49dec086fe (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛すぎてもう…やばいです…(語彙力)私の大好きな話の構成で、スマホぶん投げました。マジでこの作品大好きです！応援してます！更新頑張って下さい！！ (2021年12月11日 20時) (レス) @page50 id: 43df3075c0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 愛実さん» コメントありがとうございます、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(><) 敬語なのも一人称が俺なのも私のこだわりなのでふれてくださって嬉しいです〜！！今のところマイキーオチですが、色んな絡みさせたいですかね^^ありがとうございます！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page33 id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 初コメ失礼します！夢主ちゃんまさかの『俺』、尊い゛…。そして敬語なのも好きです…🥰文才&語彙力がありすぎて感動してしまいました…！これからも応援させて頂きます！！あと、この作品はマイキーオチですか？更新頑張って下さいっ！ (2021年11月16日 21時) (レス) @page29 id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» コメントありがとうございます！！何それ可愛い(；；)♡ぜひぜひやらせてください！！ (2021年11月7日 16時) (レス) id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2021年10月31日 21時
