第1章 ケツイ ページ2
＿＿＿＿
さて、いかにも小説らしく脳内説明させて頂きましたが、
私のミジンコのような脳みそではまだ状況が整理できていません。
｢ほらA、オマエも挨拶｣
真一郎くんは女心…いえ、乙女心が全く分かってないです。
私が今どれだけ緊張しているか分かりますか？
本当に仕方がないですね。好きです。
｢…東雲Aです。万次郎くん、エマちゃん、よろしくね｣
深呼吸をした後、私はそう言いました。
｢Aちゃんかぁ！ウチはエマって言うの！！よろしくねー！｣
こちらは｢佐野エマ｣ちゃん。
漫画で見ていた時よりも更に綺麗な女の子でした。
あぁ、笑顔が眩しい…。
｢エマちゃんか、素敵なお名前ですね｣
よろしくね、と私が微笑めば、
彼女はその100倍とびきりの笑顔で返事をしてくれました。
その後、真一郎くん達のお爺様にもご挨拶をさせて頂き、少しの間佐野家で遊ばせてもらいました。
最初は無愛想だったマイキーくん…改め万次郎くんも
時間が経つにつれて私にも可愛い可愛い笑顔を向けてくださるようになりました。
｢Aッ！｣
と私を呼ぶ万次郎くん。
これ以上の幸せがこの世に存在するのでしょうか？？
話す度に私の顔が茹でダコのようになっているのに気づかれていませんでしょうか？？
…三分の二。この三人のうち二人が亡くなってしまうことを私は知っています。
まだ一緒にお話していたかった気持ちはありますが、用事があると言って自宅に帰らせて頂きました。
なんてったって私はこれから彼らが生存することのできる方法を探さなくてはならないのです。
私はリビングにいる喧嘩中だった母親に謝罪してきたあと、
私は最近買った算数のノートをまだまだ現役のランドセルから取り出し、マッキーで力強く表紙に決意表明をしました。
『救済ノート No.1
今日は私がまずやるべきことを整理したいと思う。
��｢乾赤音｣の救済。
�⊃唇賚困�んの救済。
��｢紫八戒｣､｢羽宮一虎｣との接触。…… 』
書いているうちに段々、ぽた、ぽたとシミができていってしまって。
…絶対、私が彼らを救うのです。
幸せな彼らの笑顔を見るのです。
私はもう一度決意を固め、夕飯の知らせをする母の元へ向かいました。
＿＿＿これは、ある日前世の記憶が唐突に蘇った少女による、本当のハッピーエンドを巡る救済奮闘日記である。
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ぴの(プロフ) - 青いGさん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです…！！続編迷ってたんですけど書こうと思います！！本当にありがとうございます！！！ (2021年12月11日 23時) (
レス) id: 49dec086fe (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛すぎてもう…やばいです…(語彙力)私の大好きな話の構成で、スマホぶん投げました。マジでこの作品大好きです！応援してます！更新頑張って下さい！！ (2021年12月11日 20時) (レス) @page50 id: 43df3075c0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 愛実さん» コメントありがとうございます、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(><) 敬語なのも一人称が俺なのも私のこだわりなのでふれてくださって嬉しいです〜！！今のところマイキーオチですが、色んな絡みさせたいですかね^^ありがとうございます！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page33 id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 初コメ失礼します！夢主ちゃんまさかの『俺』、尊い゛…。そして敬語なのも好きです…🥰文才&語彙力がありすぎて感動してしまいました…！これからも応援させて頂きます！！あと、この作品はマイキーオチですか？更新頑張って下さいっ！ (2021年11月16日 21時) (レス) @page29 id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» コメントありがとうございます！！何それ可愛い(；；)♡ぜひぜひやらせてください！！ (2021年11月7日 16時) (レス) id: 776b5c71fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2021年10月31日 21時
