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放課後、掃除を終わらせ
下駄箱でローファーに履き替えて外に出ると
『えっ、』
「あ、来た」って壁に寄りかかってる京本くん
来た、ってなんのこと？って思いながら見てたら
私の気持ちを汲み取ったのか
「朝晴れてたから、きっと傘忘れてるんだろうなって思って」と傘をさして
「帰ろ？」って
へ、一緒に？
てか待っててくれたの？
そういえば前もこんなことあったなって思ってたら
「ほら、行こ」って私の手を掴んで進む京本くん
そんな後ろ姿に
いや、胸が高鳴ったのはきっと気のせいだ、って言い聞かせながら駅までの道を歩いた。
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駅に着いても繋いだままの手に
そろそろ恥ずかしくて
『あの...手、』と小さく呟いてみれば
「あっ、ごめん！」ってパッ、と離された手。
そしてちょうど来た電車に2人で乗って
『.....。』
「.....。」
隣同士で座ってるんだけどお互い無言
なにか話さなきゃ、って考えてたら
京本くんが口を開いた。
「...最寄り、どこ？」
『あ、○○だよ』
「まじ？俺○○の次」
『えっそうなんだ、』
まさかこんなに近いとは思わなかった
高校入って半年くらい経つけど、会わないもんだなぁって思ってたら
京本くんも同じこと思ってたみたいで
「こんな近いのに会ったことないね」
『たしかに、』
「いつも何分発の乗ってんの？」
『48分...かな』
「まじで？はやいな」
『京本くんは？』
「俺ねー、55分発」
『朝苦手なんだね、笑』
「そう笑 早起きしよーかな」
『でもギリギリ間に合うから大丈夫じゃない？』って言ったら
「早起きしたら佐伯さんと一緒の電車乗れんじゃん」って京本くん。
私と一緒の電車？なんでわざわざ、って思ったけど
前に「もっと仲良くなりたい」って言っくれたのを思い出して納得。
じゃあもっと話せるね、って言おうと思ったら
「まもなく○○〜○○〜」とアナウンスがかかったので降りる準備をする。
『あ、京本くんっ、傘入れてくれてありがとう』
じゃあね、って電車を出たら
なぜか京本くんも一緒に降りてきて
電車の扉が閉まった
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ぴの(プロフ) - みんとさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです...！ (2020年8月31日 0時) (
レス) id: e3044d13a4 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - すごくおもしろいです！これからが気になる… (2020年8月30日 17時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年8月27日 8時
