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『いや、私がドアの前で立ってたから...こちらこそごめんなさい』って言ったら
「いやいや、俺が...」『いや私が...』と謎の謝り合いが始まって
近くで見ていた彼らに笑われた
「hahaha！見て慎太郎！」
「あれ終わんねーな笑」
「うるせーよ！笑」
「とりあえず、どっちも悪くないよ。笑」
あ、と赤髪さんが呟いて
「そういえばなんでドアの前にいたの？」って
『昨日、金髪さんに借りた傘を返しに...』と左手に持ったままの傘を思い出して、
『ありがとうございました』と渡すと「ん、」と今度こそ受け取ってもらえた。
「え！きょも昨日忘れたわけじゃなかったんだ」
「てか金髪さんて！笑」
『ごめんなさい、名前がわからなくて』
そういえばお弁当、まだ手つけてないや
ほかの女子に見つかったら大変なことになるし早く空き教室戻らなきゃ、と未だ冷やし続けてくれてる金髪さんに
『保冷剤、ありがとうございました。』もう行きますね、と言葉を続けると
「お弁当、まだでしょ？一緒に食べよ」って
え？いやいや...
「そーだよ！そんで俺たちの名前も覚えて！」
「金髪さん、は嫌かも笑」
結局断りきれなくて、お弁当を広げる
食べ終わったらすぐ帰ろう、
「じゃ、さっそく自己紹介するね！俺、4組の高地優吾！」
「俺3組！ジェシーって呼んで！」
「森本慎太郎！俺も3組！」
「1組！田中樹！」
「松村北斗、4組」
「京本大我。俺も樹と一緒で1組！」
『えと、2組の佐伯A...です』
一通り自己紹介が終われば、同い年なんだしタメで話そうよって
なんか、こんな風に優しくされることも話しかけてくれるのも初めてだから
よく分かんないけど、
悪い気はしなくて。
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思えばここから少しずつ変わっていたかもしれない
予鈴がなって『用事思い出した』ってほかの女子と遭遇しないように、1人足早に屋上を出た
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ぴの(プロフ) - みんとさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです...！ (2020年8月31日 0時) (
レス) id: e3044d13a4 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - すごくおもしろいです！これからが気になる… (2020年8月30日 17時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年8月27日 8時
