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「女子多すぎ。先輩もいたし」
『すごいね...』
「樹がさ、俺らもそっち行っていい？って」
いや空き教室いろんな人にバレちゃうよって玲奈ちゃん
『しょうがないね、笑』
大我くんたちがモテるっていうのは知ってたけど
今日改めて思ったっていうか、感じさせられた
さっき大我くんと目合ったときに話しかければよかったんだけど
結局勇気が出なくて絶賛後悔中
『はぁ...、』
「京本と話せなくて後悔してる？」
『...うん、私ただでさえツイてないのに勇気だってない』
そう言うと、Aはさ、って箸を止めて真剣な顔をする玲奈ちゃん
「逃げてばっかだよね」
『え、』
「逃げたくなるAの気持ちも分かってたよ、けどさすがにこんな長い期間避けられた京本の気持ちはどうなるの。」
『.....っ、』
何も言えない、その通りだから。
どこかで京本くんを避けてる自分に罪悪感を感じてたけど
それでも結局、勇気がないからって言い訳して避け続けてた。
あの日見たあの光景が、もし私が思ってるのと全然違ったとしても
私が思ってる通りだったとしても、
どちらにしろ“好き”を伝える勇気がないのは確かだから。
『...わたし、どうしたらいいのかな、』
「Aの思ってること、ちゃんと言わなきゃ。」
言葉にしなきゃ伝わらないよって
気づけばいつだって背中を押してくれるのは玲奈ちゃんで
そんな彼女の優しさが嬉しくて。
『...うん、ちゃんと伝える』
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放課後、バイトがある玲奈ちゃんをすぐそこの廊下まで見送って
自分も掃除を終わらせて帰る支度をする。
今日みたいな天気の日には毎回私が傘を忘れて、京本くんが待っててくれて、
2人で沢山話せて.....私の中では特別な天気になってたんだよね。
避け始めてから毎日持ち歩いてた折りたたみ傘を見つめ
もし忘れてたら今日会えてたかな、なんて都合のいいこと考えながらローファーに履き替える。
『...えっ、』
なんでいるの、
なんでここに大我くんがいるの、、？
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ぴの(プロフ) - みんとさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです...！ (2020年8月31日 0時) (
レス) id: e3044d13a4 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - すごくおもしろいです！これからが気になる… (2020年8月30日 17時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年8月27日 8時
