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「これどのくらい入れるの？」
『...っと、これくらい！』
「まって、間違えたかも！」
『大丈夫大丈夫！』
『いい匂いする〜』
「私ら天才？」
明日バレンタインだから何か一緒に作ろう、って
お泊まりも兼ねて私の家で玲奈ちゃんとカップケーキを作ることになって
やっと終盤に差し掛かったところ
まぁ私の友達って玲奈ちゃんとジェシーくんたちだけなんだけどね、笑
「明日さ、昼休み京本たちに渡しに行こうよ」
『え、』
「大丈夫だって！きっとあいつら喜ぶよ」
そんでさ、これを機にちゃんと京本と話そ？って玲奈ちゃん
『...うん、』
正直、私の勘違いだったら、ってこの時間が無駄だったことを知るのも怖いし
もし事実だったら知りたくない
でもこれ以上逃げるのも違うし
この機会を逃すわけにはいかないから
バレンタインマジックで上手くいきますように、ってカップケーキを箱に詰めた
.
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後片付けをしてお互いにお風呂を済ませれば
私はベッド、玲奈ちゃんはベッドの横に敷いた布団に寝っ転がって
お泊まりあるある、？の恋バナが始まった
「確認だけど京本のことは好きだよね？」
『うん.....好きだよ、』
「よしよしそれでいーのよ」
ちなみにどこが好きなの？って玲奈ちゃん
『うーん、好きなところ...』
考えたことなかったな、って記憶を少し前に戻してみれば
空き教室で初めて会ったとき
傘を貸してくれたとき
初めて一緒に帰ったとき
風邪を引いたとき
...ってどこを思い出しても優しい大我くんしか出てこなくて
あぁ、こういうところに惹かれてたんだぁ...
やっぱり好きだなぁ、って。
「うん、とりあえず大好きなのはその顔から伝わったからいいよ」
『えっ』
「恋する女の子ってかわいいわ〜」
『...そういう玲奈ちゃんは！』
なんだか恥ずかしくなって
樹くんと仲良いよね？って聞けば
「え、樹？」
ってびっくりした顔
『うん、玲奈ちゃんよく樹くんの名前出すよ』
「えー気のせいだよー」
さらっとかわしながら否定する玲奈ちゃんとひたすら言い合ってたら
いつの間にか寝落ちした夜1時。
ちなみに、
玲奈ちゃんと樹くんが恋仲になるのはもう少し先のこと。
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ぴの(プロフ) - みんとさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです...！ (2020年8月31日 0時) (
レス) id: e3044d13a4 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - すごくおもしろいです！これからが気になる… (2020年8月30日 17時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年8月27日 8時
