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京本side
きっかけは空き教室かな、
雨が降ってきたから
今日も教室で食うかってなったんだけど
急にジェシーが「いいとこ見つけた！」って言うもんだから、みんなで行ってみたら
樹「あれ！先客じゃん！」
慎「なんだよジェシー、空いてねぇじゃん！」
ジ「ahahaha！おっかしいな〜」
優「おっかしいな〜じゃねぇよ笑」
「今日屋上使えないし教室戻るしかなくね？」
北「.............。」
先客いるし戻ろうと思ったんだけど
目の前の女子はなぜかそそくさとお弁当を片付けて出ていこうとするから
思わず腕を掴んで「どこ行くの？」って。
『...教室戻ります』
樹「え？いいの？」
優「樹は黙ってて」
「ここ、君の場し『どうぞ。』」
喋る隙も与えずに走っていった君の後ろ姿を見て
なぜだか妙に気になったんだ。
.
放課後、掃除当番なのにも関わらず遊んでるあいつらを置いて下駄箱に向かうと
端の方で雨宿りをしてる女子が。
...あれ、もしかして、と横に立つと
俺の存在に気づいた君が振り向く
「...傘ないの？」
『はい。』
昼のことを謝り、いつも通り空き教室を使ってってことを伝えれば
少し安心したような顔を見せた君
このまま傘を口実に一緒に帰ろうかとも思ったけど
傘を貸せば君が会いに来てくれるってずるいこと考えて
遠慮する君に傘を押し付けて教室に走った。
樹「きょも、傘は？」
「ん？忘れた」
.
.
次の日、屋上で昼飯を食べてると
樹が「飲み物忘れた！買ってくる！」って走ってったんだけど
ドアを開けたのと同時にガンッて鈍い音がして
みんな一斉にドアの方を見る
優「ちょ、樹なにしてんの！」
樹「いや、いるの知らなくて！」
ジ「あーーー樹が女の子怪我させた！」
樹「わざとじゃねぇって！」
うわ、痛そって思いながら見てると
...あれ、あの子が持ってるの俺の傘じゃね、って思ったときにはもう体が動いてて
『あの、ごめんなさいっ』って顔を上げる君に
「大丈夫！？どこぶつけたの、」って自分でもびっくりするくらい必死になってた。
それでも傘を返そうとするから、君の腕を引っ張って座らせた
.
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ぴの(プロフ) - みんとさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです...！ (2020年8月31日 0時) (
レス) id: e3044d13a4 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - すごくおもしろいです！これからが気になる… (2020年8月30日 17時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年8月27日 8時
