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次に目が覚めたのは
さっきからしつこく鳴るインターホン
ベッドから出られないし今日は居留守使おう、ってもう一度寝ようと思ったんだけど
どうやら相手の方は今出てほしいみたい。
仕方ない、とフラフラになりながらもなんとか玄関に着き、鍵を開けると
私がドアノブに手をかけるより先にドアが開いて
『え、』ってバランスを崩したときにはもう、
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京本くんの腕の中にいた。
「おっと...、怪我してない？」
ここまで来させちゃってごめんなって言いながら、簡単に私を持ち上げると
おじゃまします、って家の中を進んでいき
ベッドの上に降ろされた。
昨日あんなに酷いこと言ったのに、
何も無かったかのように
「体調はどう、」っておでこに手を当てて
「まだ暑いね、冷えピタ貼ろうか」って。
なんで、授業は？
なんで京本くんがいるの、
なんで休んだの知ってるの、
...佐藤さんと付き合ってるのに、なんで来たのっ、
なんで、なんで、って聞きたいことは沢山あるのに
もう謝ることもできないまま話せなくなるのかな、って思ってた京本くんが
今私の目の前にいるのが嬉しくて。
冷えピタを貼ろうとしてる京本くんの手を掴むと
「...佐伯さん、？」って少し困ったような顔をする
『京本くんっ、』
「ん、」
『きょ、もとくんっ...、』
「どうしたの、」
泣きじゃくって言葉が出ない私を
急かすこともなく
酷く優しい顔で見つめるの。
『ごめっ、...ひどいこといって、ごめんなさい...っ』
やっと出てきたその言葉に、
「ううん。...よかった、俺嫌われたのかと思った」
ってぎゅっと抱きしめられる
よかった、ちゃんと謝れた
って安心したのを最後に
意識を手放した
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ぴの(プロフ) - みんとさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです...！ (2020年8月31日 0時) (
レス) id: e3044d13a4 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - すごくおもしろいです！これからが気になる… (2020年8月30日 17時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2020年8月27日 8時
