アドリブで恋。 (ページ2)

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ep.2 ページ2

安「1年の安田章大です！頑張ります！」

『1年B組のAAです。私も、頑張ります。』

演劇部、顔合わせの日

ビクビクしながら挨拶した私を迎えてくれたのは、

丸「ヤス！！」

安「ヤス？あ、俺か、はい！」

丸「A！！」

A？いきなり呼び捨て？

『は、はい。』

丸「よろしくな！！！！」

引くほどハイテンションな丸山先輩をはじめとする、優しい先輩たちばかりだった。

よかった、楽しく、平和にやっていけそう。

と、安心したのも束の間。

丸「あれ、大倉は？」

「なんか後輩の女とかだるいって出ていった」

聞きづてならないお話をされている先輩方。

後輩の女って、え、それ私ですよね？

新入部員２人だけだし、章大は男だし(一応)

丸「あ、そうなんや」

いやいやいや、丸山先輩

今めっちゃ軽く流したけど、、大丈夫？

これ、私入って大丈夫？

丸「じゃ、とりあえず発声してみよか」

安「はーい」

え、ほんとに全員スルーなの？

あんなの聞いた後で、すごく居づらいんですけど

絶対大倉先輩(?)帰ってくるよね

そしたらどうするの？逃げた方がいいの？

って、回らない頭をぐるぐる回してるうちに、

ガチャ

大「あ、おる、」

ヤツ(大倉先輩)が、来てしまった。