100* Side Alan.S ページ1
*
Aさんが今日付けで退職…？
そんなの、普通だったら許されない。
…でも。
部屋にいるみんなが困ったような顔をしていた。
SHOGOさんは昔から強引で、言い出したら聞かない性格だってみんな分かっているから。
EXILEを抜けたときだって、突然だった。
「SHOGO、それは急すぎるんじゃないか？AはスタイリストとしてGENERATIONSのデビューからずっとついていて、今ではチームの一員なんだ。せめて単独ツアーが終わるまでは…」
「俺の気持ちは変わりません。もう離れたくないので」
HIROさんの妥協案はすぐに却下された。
「……SHOGOの気持ちは分かった。Aの気持ちはどうなんだ？Aはどうしたい？」
『私は…』
ピリリリ…
HIROさんの前に置いてあったスマホがAさんの言葉を遮った。
「ごめん」
そう断って電話に出たHIROさんは、次の瞬間顔色を変えて大慌てで椅子の背もたれに掛けていたジャケットを手に取った。
「分かった。すぐ行く。
ごめん、緊急事態。ちょっと出てくる。亜嵐、メンディー、一緒に来てくれ」
「は、はい！」
会議室を走って出て行くHIROさんに続いて、俺とメンディー君も走って会議室を出た。
「今から駐車場に向かうから車の準備をしてくれ」
電話を切ったHIROさんは、無言で駐車場に向かって走っていて、俺らはそれを追いかけることしか出来なかった。
緊急事態ってなんだろう。
HIROさんのこの慌てよう…。
嫌な予感しかしない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 283人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
#広臣and広斗の嫁HIKARU(プロフ) - ドキドキして。キュンキュンして。私涼太くんのこと、GENEのこともっと好きになりました!ほんとは寝てないといけない時間ですが読破しました笑これからも応援してます。PIERROTも素敵でした。あなた様の完全なるファンです!! (2016年12月20日 1時) (
レス) id: 01c5db0933 (このIDを非表示/違反報告)
風すけ(プロフ) - えみりさん» 遅くなってすみません。感動してくださってありがとうございます。！ (2015年6月12日 21時) (レス) id: 9031f63977 (このIDを非表示/違反報告)
えみり(プロフ) - どうなるかとドキドキしながら読ませてもらいました！とても感動しました！ (2015年5月24日 17時) (レス) id: d9a82e13bc (このIDを非表示/違反報告)
風すけ(プロフ) - すぅさん» 最後まで読んでくださりありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです。 (2015年5月17日 0時) (レス) id: 9031f63977 (このIDを非表示/違反報告)
すぅ(プロフ) - とてもとても感動しました。GENE全員の絆。ボーカル2人の絆、パフォーマー5人の絆。すべてが詰まっていて本当に素晴らしいです。 (2015年5月12日 23時) (レス) id: b2f11efe20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風すけ
| 作成日時：2015年4月18日 19時
