PINK and YELLOW

◇◆笑顔で...*4*◆◇F ページ19

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｢はぁ...｣


二次会にせっかく参加したのに、庭園にでて溜息。




冷たい空気がお酒が入った体には気持ち良くて、

空にはキラキラと星が光っていた




｢...綺麗....｣







｢なに独り言言ってんだよ｣




｢...。｣



振り向かなくても分かる






太｢なんで話し掛けてくんなかったの？｣






『あなたの奥さんに嫉妬したから』



そう言いたい。

言っちゃダメ？


溢れ出しそうになるずっと我慢してきた涙を
また我慢する







｢ごめ..んね

太輔、挨拶してたから邪魔しちゃうかなーって...っ｣





シーンとなった庭園に響く室内から聞こえて来る声がうるさい






｢..太輔、ここにいていいの...？

一応主役なんだから...｣



泣くな


泣いちゃだめ









太｢...なんで、さっきから
こっち向かねーんだよ｣





｢...。｣



太｢俺の顔が見たくないっつーの？｣




｢...。｣







すると、太輔に顎を上げられ
彼のほうに向いた顔






太｢...！

..なんで泣いて―――｣







私は、その言葉を聞き終わる前に広いバラ園へ走り出した





...見られちゃった....



後ろから聞こえてきた声


｢太輔ー
新婦さんがお待ちだよー｣




太輔は追い掛けては

来ない




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