致命的 ページ22
「はぁぁぁぁぁ！？」
思わず小瀧くん並みの声量で絶叫する
「何なの、小瀧くんは想像通りだったけど神ちゃんも割と変態なの！？」
「ち、ちゃうって！その
ありえへんって思いながらも確認やん！友達として！」
「俺が想像通り変態ってどゆ意味やねん合っとるけど！
んもぉほんま流星タチ悪いわぁ」
「ほんまやで、絶対わざと変な言葉選んだやろ」
右口角が上がり始めたあいつを睨むと
「んへへバレたぁ？」
「バレたぁ？じゃないから！」
ギャーギャー騒いでいるうちにお昼も授業も終わってしまった
放課後3人は部活へ行き私は生徒会室へ
「…ええですって」
淳太先輩の声に加えて聞こえるのは
「いつか後悔すんでしげの言うこと聞き！」
「濱ちゃんも言うてるやろ？毎日俺とトレーニングするだけやて！」
「筋肉痛嫌いですもん…それに濱田先生は？」
「俺割れてんで？腹筋」
「ほらぁ幼児体型なんお前だけやって！モテへんでー？」
身体の話をしているとなると入るに入れずドアの前で待機
「十分モテます！」
「生徒会長になれたんはモテとって女子の支持が多かったからってネタもうええってー」
「濱田先生それネタちゃいますほんまです！」
「彼女もおったことあらへんのによう言うわ！」
「ちょ、重岡ぁー！」
そこで急にドアが開き
「うおっごめんな(名字)ー！」
「俺と濱ちゃん通してぇー！あひゃひゃ」
ゲラゲラ笑いながら去ってしまった
「…そろそろ来ると思っとったで(名字)」
精一杯普段通りを貫く先輩に思わず吹き出す
「ちょ、笑うなや！もう重岡ほんま…」
肩を落とし部屋に入る先輩
「でも彼女いたことないってそんなに致命的ですか？
それに淳太先輩いかにも彼女さんいらっしゃりそうなのに。
真面目で優しくてこんな私とでも仲良くしてくださって」
「ちょ、急にそんな褒めんといて照れるわ笑
なるほど、そりゃ照史も…」
「え？最後何て…」
「いや。やっぱ高3にもなると恥ずいで？おらんのは」
すると急に振り返って私に駆け寄り
「…今の絶対言わへんって約束出来る？」
「今のって？」
「その、俺が…彼女出来たことないこと」
消え入りそうな小声で言ったと思えば急に大声で
「頼むっ！頼むから！何でもする！！」
私の両肩を掴んで揺さぶる先輩
「えっと…」
「淳太くーん！って…え？」
突如入って来た照史先輩
異様な光景を前に目を白黒させている
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てでぃー(プロフ) - 夏さん» 教えてくださりありがとうございました！これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2017年8月23日 18時) (
レス) id: 031adc9624 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - 夏さん» ページ12では『お大事にして欲しいわねー』を、ページ16では『はい！お大事にしてくださいねー』を言い切る前に"あいつ"と桐山先輩が話し始めたことを表した意図的表現だったんですが、誤解を招いてしまい申し訳ありません。 (2017年8月23日 18時) (レス) id: 031adc9624 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ページ12【お大事にして欲し】→欲しい、 ページ16【はい！お大事】→はい！お大事に だと思います。 (2017年8月23日 16時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てでぃー
| 作成日時：2017年8月11日 0時
