さもないと ページ24
女子はか弱いなんて概念を覆す強さで腕を引っ張られて思わず顔を歪めたけど
5人に心配されないよう必死に平静を保つ
少し離れた所に連れて行かれた
「何ですか？」
「あんた調子乗るのもいい加減にしなさいよ」
「どういうつもり？あの5人と中間先輩と」
「親しい友人ですが」
「あの5人にどんな魔法かけたわけ？」
「魔法？」
「とぼけないで！そうでもしないとあんたなんかに構うわけないでしょ！」
その言葉をかけられた瞬間にある噂を思い出した
そうだ、この人たち
いつも5人と中間先輩に食堂で愛想振りまいてる人たちの中でも1番強いかなんか
「もうあの6人には近づかないで。
みんなの物なんだから独り占めなんて論外よ！」
物扱いするなんて本当に6人のこと好きなわけ？
腹が立った私は思わず
「独り占めなんて友達関係に使う言葉じゃないです。
それにお昼のお誘いなら私じゃなくて5人に聞くのが妥当じゃないですか？
あなたたちに何を言われても関係を切るつもりはありません」
案の定同期と先輩たちは本格的に怒り始めたよう
「今すぐ食堂出てって。2度と使うな」
「何であなたたちに」
「さもないとあの6人からあんたと縁切るように仕向けるわよ？」
その言葉には流石にひるんだ
私がお昼だけ我慢して平和になるなら…
私は5人のテーブルに戻って食べかけのお昼を片付け始めた
サンドイッチでよかった、屋上で食べれる
「どしたんA？」
「え？あー何でもない。用事」
「昼に？」
「…仕事。小瀧はいいでしょ」
「ってことなんでぇ代わりに私たちがご一緒させていただきます♡」
「はぁ！？」
素っ頓狂な声を上げたのは重岡くん
「今日だけ、やんな？」
照史先輩が探りを入れる
「ヤダァこれからずっとですよぉ！」
「(名字)さん忙しいんでぇ」
「…そんな忙しいわけないやろ」
ボソッと呟く神ちゃんの声は耳に入らず
「私たちでよければ盛り上げますしぃ」
目をパチパチさせながら熱心な視線を送られている小瀧
初めて女の人に絡まれて嫌そうなの見たかも
「これから仲良くしましょうね、藤井くん♡」
「んへっ、いやや」
その瞬間空気が凍りついた
「はいはいそこまで。…そこどいてくれるか？」
後ろから私の救世主が現れる
「な、中間先輩っ」
「好き好んで嫌がらせする人たちと俺らも仲良うしたないねん」
そう言って私の盾になるように前に立つ
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てでぃー(プロフ) - 照豚(あきとん)さん» コメントありがとうございます！これからも私なりに頑張らせていただくのでぜひよろしくお願いします。 (2017年8月12日 16時) (
レス) id: 00b8ba045c (このIDを非表示/違反報告)
照豚(あきとん) - 完結おめでとうございます。これまで更新お疲れ様でした。とても面白くて毎日毎日楽しみにしてました。終わるのは寂しいですが、これからも他の作品も読んでいくので頑張ってください。 (2017年8月11日 23時) (レス) id: 63dc034745 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます。もう少し書こうかと思ったんですがお話が足りなくなってしまって...ごめんなさい。大好き、と言っていただけて本当に嬉しいです！書いた甲斐があったな、と思いました。これからも読んでいただけると光栄です！ (2017年8月11日 23時) (レス) id: 00b8ba045c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎日更新が楽しみで楽しみで大好きなお話でした。終わってしまって寂しいくらいです。よくを言えばあと少しでいいので２人のラブラブな展開が見たかったです。本当に大好きでした。ありがとうございました。 (2017年8月11日 20時) (レス) id: 1c58be0487 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - mocoさん» いつもコメントありがとうございます！よかったら新作の方も覗いてみてください♪ (2017年8月11日 15時) (レス) id: 00b8ba045c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てでぃー
| 作成日時：2017年7月15日 11時
