賑やかな我が部 ページ4
わいわいエレベーターに乗り込むと
別の部の3人は私達より何階か下で
またお昼、と降りるから今は大毅と2人きり
「俺ちょっと別の部に渡さなあかんもんあんねん」
「そっか、じゃあ後でね」
そんな大毅も別の階で降りてしまい
私は1人で自分のオフィスの階に降り立った
「おっおはよーAちゃ、あ、(名字)さん！」
たまたまエレベーター前を通った桐山先輩が声をかけてくれる
「別にいいんですよ、名前でも笑」
「いやここはけじめつけてこ！仕事ん時は名字！」
「今って仕事前じゃないんですか？笑」
「…さぁー今日も働こ！笑」
わざとらしく肩と首のストレッチを始める桐山先輩に
ついて行くようにオフィスの中へ
「あ、あ、Aちゃん！」
「おはようございます濱ちゃん先輩！」
「おんっ！おはよう！」
濱ちゃん先輩とは色々ないざこざがあったけど
今では私が挨拶するととっても嬉しそうに目を細めて返してくれる
「ちゃんと寝てるかぁ？体調は大丈夫？」
「はい今は大丈夫です！」
「ほんま無理だけはハマダの為にもやめてな？」
「はい！濱ちゃん先輩こそ何か顔色悪くないですか？」
先輩の顔をじっと見つめるようにすると
私と一瞬目を合わせてから慌てて逸らし自分の首を触る
「あ、あぁー！最近残業ー多いから、かなぁー？」
「えっそれ私もやりますよ？」
「あかんあかん！Aちゃんには子供おるんやから！
ほら…しげも、子供見て欲しいやろうし」
どこか不味そうに"しげ"と発音する濱ちゃん先輩
それを質問出来る前に何かが近づいてくる前兆を感じた
「Aせんぱーい！！！」
「げっ小瀧くん」
声のした方向を見るとそこにはもちろん
両手を広げて猛ダッシュしてくる超大型犬こと小瀧くん
「"げっ"て何すか"げっ"て！そんな照れ隠しせんでも！」
「君はどこまでおめでたいの？」
「もー何で俺がおらん時に来るんすか！
俺が1番に先輩に挨拶するって決めてるのに！」
「何それ知らない笑」
「まぁでもほんまの1番は重岡先輩なんやろけど…はぁ…」
「情緒大丈夫？」
「でもほんっまA先輩が職場復帰してよかったっす！」
「もう1ヶ月くらい経ったじゃん笑」
「お陰で毎日スーパー元気っすから！小瀧望、今日もしっかり働きます！」
「いや何か…うん、頑張れ」
「おい小瀧お前また変なことしてへんやろな！」
そこでちょうどオフィスに入ってきた大毅
「ないっすないっす！ただA先輩に愛を伝えただけっす！」
「それがあかんねんアホ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てでぃー(プロフ) - 涼子さん» こんにちは！もう本当すみません勝手な作者で...お詫びしてもしきれないです。これからもペースは乱れるかもしれませんが最後までお届けするのでよかったらお付き合いください！ (2019年11月1日 2時) (
レス) id: c63a04b9f2 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - こんにちは。初コメ失礼いたします！てでぃーさんのお話、めっちゃ待ってました！更新楽しみに待ってます♪ (2019年10月28日 14時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - お腹がぐーさん» 私情だけでここまでお待たせして本当にごめんなさい。私のことまでお気遣い頂きありがとうございます...！長い謝罪文まで読んで頂いて...感謝で一杯です。ここからは最後まで駆け抜けるので楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年10月13日 16時) (レス) id: c63a04b9f2 (このIDを非表示/違反報告)
お腹がぐー(プロフ) - お帰りなさいです！！ずっと待ってました！って言ったらご負担になるかもしれませんが、更新楽しみにしてました！48話までお疲れ様です！ご自身の負担にならないようてでぃーさんのペースで頑張ってくださいね！！ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ca69037cc0 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - お酢んさん» 返信大変遅くなってしまい申し訳ございません...作者の幸せまでも祈ってくださる素敵な読者さん、私なんかには勿体ないくらいです。ありがとうございます！更新頻度の関係で少しどころか大分かかってしまいそうですが気長に待ってやって頂けると嬉しいです。 (2019年6月24日 12時) (レス) id: 33d243e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
