重岡家の日常 ページ1
「ん…」
カーテンから射し込む太陽の光で夢から引っ張り起こされる
2度寝したい気持ちを堪え薄眼を開けると奥から
口をポッカーンと開けた大毅、
同じく口が開きっぱなしの"せいじゅうろう"こと
5歳になった息子のせい、
そしてお利口にスヤスヤ眠る3歳の娘の日花里。
布団の上に川の字に寝る3人を見て
何とか力を出して起き上がった
これは母親になって変わったことの1つ
昔は大毅に叩き起こされるまで寝てたのになぁ。
とりあえず昨日炊いたご飯をレンジにかけて
コーヒーマシーンを動かしてから味噌汁を作り
その間に昨日の夜ご飯のおかずを温めて…
これも母親になって変わったこと
前はこんなに同時進行で料理出来なかったし
付き合い始めた当時は自分が食べられればよかったけど
今では一応栄養のことも考えつつ薄味を心がけている
朝ごはんがそろそろ完成する頃
「ふぁー。おはよぉ」
「おはよう大毅」
大毅が半目に寝癖だらけのまま着替えて寝室から出て来て
そのままゾンビのように洗面所へ
バシャバシャ顔を洗う音や
ウィーンという単調な髭剃りの音が聞こえるのか
ちびっ子達も徐々に目覚め始める
「ねえママきょうのごはんなに!?はんばーぐ!?」
「な訳ないでしょ笑 それよりせい、挨拶は?」
「あっおはよう!」
「おはよう。洋服出しといたから着替えて?1人で出来る?」
「できる!ねんちょーさんだもん!」
「年長さんね、はいはい」
「ママぁーミミちゃんいなぁーい」
「ウサギのミミちゃん?お布団の中じゃない?それより朝ごはん…」
「やーだミミちゃんさきー!」
「えぇーちょっと待ってまだご飯よそってない、えーっと」
「ほい日花里!これか?」
全員分の朝ご飯の支度が終わらずバタバタしていると
寝室からウサギのぬいぐるみをぶら下げて登場した救世主
「ミミちゃん!」
「布団の端っこの方でコローンなってたで笑」
「みみいたい!かわいそう!」
「ミミ?え、あ、耳?」
日花里に奪われて初めて
自分がぬいぐるみを耳で掴んでぶら下げていたことに気づく大毅
女の子心を分かってないんだから。
「ミミちゃんいたいね…いたいのいたいのとんでけー!ほらパパも!」
その罰に今ぬいぐるみを抱いた日花里に
ごっこ遊びを強要されているから
女の子遊びが苦手な大毅はタジタジ
「あ、そのー先ほどは大変失礼致しました、
い、痛いの痛いの…飛んでけー…!」
「なんやそれ!」
「ツッコミキツイねんお前3歳やろ日花里笑」
2281人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てでぃー(プロフ) - 涼子さん» こんにちは!もう本当すみません勝手な作者で...お詫びしてもしきれないです。これからもペースは乱れるかもしれませんが最後までお届けするのでよかったらお付き合いください! (2019年11月1日 2時) (レス) id: c63a04b9f2 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - こんにちは。初コメ失礼いたします!てでぃーさんのお話、めっちゃ待ってました!更新楽しみに待ってます♪ (2019年10月28日 14時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - お腹がぐーさん» 私情だけでここまでお待たせして本当にごめんなさい。私のことまでお気遣い頂きありがとうございます...!長い謝罪文まで読んで頂いて...感謝で一杯です。ここからは最後まで駆け抜けるので楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年10月13日 16時) (レス) id: c63a04b9f2 (このIDを非表示/違反報告)
お腹がぐー(プロフ) - お帰りなさいです!!ずっと待ってました!って言ったらご負担になるかもしれませんが、更新楽しみにしてました!48話までお疲れ様です!ご自身の負担にならないようてでぃーさんのペースで頑張ってくださいね!! (2019年10月13日 0時) (レス) id: ca69037cc0 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - お酢んさん» 返信大変遅くなってしまい申し訳ございません...作者の幸せまでも祈ってくださる素敵な読者さん、私なんかには勿体ないくらいです。ありがとうございます!更新頻度の関係で少しどころか大分かかってしまいそうですが気長に待ってやって頂けると嬉しいです。 (2019年6月24日 12時) (レス) id: 33d243e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ