遭遇と試験 ページ24
「何してるん？」
「ちょ、ちょっと買い物に！先輩は！？」
「俺？俺も買い物かな笑」
「あ、あぁ…」
「その方は…彼氏さん？」
「え！？違います違います！彼はえーっと」
「大学時代の友人です。いつも(名字)がお世話になってます」
「どーも初めまして、(名字)さんの上司の藤井流星です」
片口角を上げる藤井先輩
何だこの空気。
「(名字)さんちょっとええ？」
「え？はい！か、かみやま、ちょっと待ってて…」
「一瞬お借りしまーす笑」
神山さんを呼び捨てで呼ぶのにこの上ない罪悪感を感じながら
手招きしている先輩の元へ
「何ですか？」
「あれってほんまに彼氏ちゃうん？」
「え？」
「俺が上司やから内緒にしとるんやなくて？」
「違いますよ！本当に…はい」
「へー。ま、ウチの会社恋愛おっけーやしな笑」
ふふっと笑う先輩
そのまま顔をぐっと近づけられる
「(名字)さん香水始めた？」
「は、はいまぁ」
「ふーん。最近ええ匂いやなーって会社でも思っててん。俺好み」
「ほ、本当ですか？」
「おん。そのネックレスもええな？星のやつ。俺の名前みたい」
「ああ！たしかに！」
「えー残念、俺のこと考えてやってくれたんかと思ったのに笑
ま、ええわ。また会社でも話しかけてな、ばいばーい」
肩を2回叩かれ
先輩は手をヒラッと振り立ち去った
「(名字)さん？帰りますよ」
「ちょっと、待ってください手の震えが…」
顔は蒸気が出そうなくらい熱いし
先輩の言葉を思い出しただけで叫びたくなる
香り気づいてくれてたの？
俺のこと考えてなくて残念って？
ま、また話しかけてって…！
「…はい。はい！帰りましょう！」
「急に元気出ますね」
「努力報われた！ほんと神山さんありがとう大好き！」
「まだ付き合えてへんのにとことん能天気ですね」
「はい！…え待ってください、今のは毒舌じゃないディスり！」
「帰りますよ」
スーパーでひき肉を買わされた時点で
何となく今晩のメニューが分かった
帰ってそのままキッチンへ
「今日ハンバーグですか？」
「正解です。ただし全て1人でやってください」
「え！？」
何回か作っているとはいえ
実はまだ間違えそうな時に声をかけてもらったり
いつの間にご飯を炊いてもらったりしていた
完全に1人となると緊張する…
「大丈夫です。貴方なら出来ます」
「はい…」
神山さんにしては前向きで優しい言葉…
なんて気づくのは寝る前の話
今は全神経を料理に注いでいた
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てでぃー(プロフ) - 陽歌__ .｡.:*さん» 一気読み！こちらこそありがとうございます！甘々神ちゃんもいいですが必殺仕事人の神山さんもグッとくるものがありますよね....えー嬉しい！向こうも頑張らせていただきます！ (2018年7月1日 10時) (
レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
陽歌__ .｡.:*(プロフ) - どうなるのかドキドキしながら一気読みさせてもらいました！いやぁ、凄く楽しませてもらいありがとうございましたっ！バリバリ仕事してる神山さんが簡単に想像できちゃいました笑 次ののんちゃんのやつも見させてもらいますねー！完結お疲れ様でした (2018年7月1日 1時) (レス) id: 61eed11da1 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - お返事ありがとうございます!喜んで頂けて嬉しいです!はいっ(^^)ゆっくり読みます(^^) (2018年6月28日 18時) (レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - 一波さん» お久しぶりですーよかった！ありがとうございます！きゃーまた照れることを...嬉しい....またお時間ある時でいいので覗いてやってくださいね！ (2018年6月28日 8時) (レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 完結お疲れさまでした！最近ご無沙汰だったんで、完結したの知って一気読みしちゃいました！最高でした！やっぱてでぃーさん好きだーって再確認しました。今回も素敵なお話ありがとうございました！新しいのんちゃんのも楽しみです！ (2018年6月28日 0時) (レス) id: 42ea6c0922 (このIDを非表示/違反報告)
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