1軍タイプの店員さん ページ22
「何を突っ立ってるんですか」
「神山さん…死にそう」
「はぁ…こっちです」
神山さんの後ろをついてお店を回る
ようやく人の少ない一角に来て洋服が見られるように
「これ可愛い」
「同じような物持ってませんでした？」
「だって！」
「もっと色着た方がええと思います」
「この青とか？」
「ええと思います。…この緑のワンピースとかいかがですか」
「似合います？」
「試着しますか」
ということで試着室へ
「いらっしゃいませ！何点お試しですかー？」
そこで登場店員さん。まずい、1軍タイプ…！
「あ、い、1点で」
「こちらへどうぞ！」
試着室に入り息を吐く
ありがとう個室。
一息ついてから着替えた
これ大丈夫？短くない？
「どうですか？」
神山さんに呼ばれ渋々カーテンを開ける
「すごーい！とーってもお似合いですし
雰囲気が明るくなった気がしますー！」
店員さんの褒め言葉に全身が痒くなりながらも
2人で決めたい、とお願いすると快くその場を去るお姉さん
「あの…どうですか」
「自分ではどう思います？」
「ずっと買い物してなくて分からないんですけど…
神山さん決めてもらえませんか？」
「僕は…ええんやないでしょうか。似合うてるんちゃいます？」
「じゃ、じゃあ着替えます！では！」
シャッとカーテンを閉めた
神山さんが毒吐かなかった…
謎に動揺したまま私服に着替えた
その後もいくつか服を選びレジに行くと試着室のお姉さんがいた
「あっ！お買い上げになるんですね！」
「はい笑」
お似合いでしたからねー、なんてレジに商品を通して行く
「それにしても羨ましいですーお買い物に付き合ってくれて」
出口で待っている神山さんの方をチラッと見て微笑む店員さん
「素敵な彼氏さんですね？」
「えっ！？あっ、あ」
「ありがとうございました、またお越しください！」
弁解も出来ないまま外に出た
「どうしました？」
「い、いや別に！？あっあのお店見て来るので待っててください！」
動揺中の私はある意味自主的に化粧品のお店へ走って行った
お店を出た頃には流石に落ち着いていて
何なら新しいリップを買いウキウキしていた私
外でスマホをいじっていた神山さんに声をかける
「神山さん？」
「あ。すいません業務中に」
「全然、スマホくらい見てくださいよ！」
「申し訳ありません」
「そろそろ休憩しません？そことか！」
ほらほら、と能天気にカフェに入った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 578人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てでぃー(プロフ) - 陽歌__ .｡.:*さん» 一気読み！こちらこそありがとうございます！甘々神ちゃんもいいですが必殺仕事人の神山さんもグッとくるものがありますよね....えー嬉しい！向こうも頑張らせていただきます！ (2018年7月1日 10時) (
レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
陽歌__ .｡.:*(プロフ) - どうなるのかドキドキしながら一気読みさせてもらいました！いやぁ、凄く楽しませてもらいありがとうございましたっ！バリバリ仕事してる神山さんが簡単に想像できちゃいました笑 次ののんちゃんのやつも見させてもらいますねー！完結お疲れ様でした (2018年7月1日 1時) (レス) id: 61eed11da1 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - お返事ありがとうございます!喜んで頂けて嬉しいです!はいっ(^^)ゆっくり読みます(^^) (2018年6月28日 18時) (レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - 一波さん» お久しぶりですーよかった！ありがとうございます！きゃーまた照れることを...嬉しい....またお時間ある時でいいので覗いてやってくださいね！ (2018年6月28日 8時) (レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 完結お疲れさまでした！最近ご無沙汰だったんで、完結したの知って一気読みしちゃいました！最高でした！やっぱてでぃーさん好きだーって再確認しました。今回も素敵なお話ありがとうございました！新しいのんちゃんのも楽しみです！ (2018年6月28日 0時) (レス) id: 42ea6c0922 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
