オコサマじゃダメですか [橙]

うみんちゅとたこ焼き ページ25

「あっこれこれ！」


お目当の物が見つかったのか
駆け寄って行く照史くん




「じゃんっ！うみんちゅTシャツ！どう！？」

「そっか、照史くん沖縄好きだもんね笑」


「俺はもうこれの黒いの持ってんねん！笑」

「3人でお揃い？笑」





「そそそ！パジャマとか部屋着でええんやけど
そのシャツ見たら絶対俺んこと思い出すやろ？

んで『あいつ今何してんねやろなー』とかなるやん！笑」



「それ必要？笑」





「必要必要！淳太くんとかが急にAちゃんに構わんと
俺のことばっか考え始めたらごめんなー？笑」


「心配しないで、照史くんが思ってる以上に
淳太くん私のこと好きだから笑」





「うおっ強気や笑

残り白と青あるんやけどさ、
どっちが淳太くんでどっちが濱ちゃんやと思う？」



「んー淳太くんはその青似合わなそうだから白！
濱ちゃん青似合いそうだし」

「せやなーよし買お！」







「よしオッケーまた2人に好かれてまうわー笑」

「もうそれいいから笑」


「今度こそAちゃんが行きたいとこ行こ！」

「んー何か食べたいかなぁ」




「あれか？パンケーキとか言われるやつか？」

「いや、私あんまり甘い物得意じゃなくて…」


「そうなん！？食べてるイメージあるけど」

「うん…物によるけどチョコとか口に残るのが微妙」



「うわめっちゃ分かるわ…俺も苦手やねん」

「えっじゃあバレンタインとかごめん」





「おおん！大体チョコ断っててんけど

Aちゃんからのは毎年頑張って食ってた笑」



「ありがと…ふふっ」





「ってその話はええねん！笑
あ、ほなたこ焼きとかどう？美味いの知ってるけど」


「食べたい！」







ということで2人でお店に行くと
先に席取っといて？とだけ言い残して列に並びに行った照史くん




良さそうな席を見つけて座っていると
たこ焼き2船を掲げてやって来た



「はい！こっちが普通のんでーこっち明太チーズやって！」

「ありがとう！」




「ちょ、中間さーん？この手は何ですかー？笑」

「何ってお金…」


「これくらいええって俺そないケチに見える！？笑」

「そういうことじゃないけど…」


「変な所はしっかりしとるんやから笑」

「変な所って！」





「女の子やろ？これくらい甘えてくださーい」



「はーい…」





「はいええ子。よし、食べよか！」

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