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高校初日 ページ2

「はぁっ、間に合った…ってクラス確認しなきゃ」


ギリギリ学校に着いた私は
掲示板に貼られたクラス替えの写真とにらめっこして
自分の名前を探す





「中間A…あった!…どこだこれ」





入学式でクラスを発表されて全部教えてくれるものだと思ってたから

これは想定外



急に1人ぼっちだということに緊張し始める





やっぱり早く来ればよかった…


どうしよう、どこ行こう







オロオロしていると




「よっ」

「うわっ」




急に肩をぶつけられてビクッとその人の方を見ると
一気に安心感が湧いた





「何だ神ちゃんか…」

「おい何やその『何だ』って」


「そういう意味じゃなくて!
ようやく顔見知りの人が見つかってホッとしてるの」

「あぁーそっち!」


「今ずっとここからどうしようって迷ってたから」

「ほなたまたま見つけてよかったわ!たまたま!」




ニッと笑うこの人は神山智洋


中学の時の同級生で仲良し
何なら小学校もずっと一緒

高校もたまたま同じ所を受験したけど
マンモス校だから会えないかなぁと思ってたのに…





「あれ?髪染め直してる」

「あー流石にな!新学期初日から金髪は
生徒指導にも目ぇつけられそうやし笑」


「そういう所だけは真面目だもんね笑」

「おい"だけ"って何や"だけ"って!笑」


「あ、そういえば神ちゃんクラスどこ?」

「A組!Aは?」


「えっ私も!」

「マジで!?やったやんまた一緒や!」






心強いクラスメイトが見つかった所で2人で教室へ行くことに






「えっと…こっちだ!」



地図を2人で確認した所で自信を持って階段を指さすと





「ちゃうちゃうちゃう笑」

「え?でも階段じゃん」


「階段は階段やけどこの階段ちゃうから笑
もうちょっと先行かんと」

「嘘…」


「ほんま高校生になっても方向音痴やなぁ?笑」

「違うし!なったばっかりだからまだ無理なだけだし!」





「ほら、とりあえず俺に付いてき?」




もう1度地図を確認してから歩き始めた神ちゃんに渋々従った







「さっきの階段上がると別の塔行ってまうらしいで」

「この学校大きすぎるんだけど…絶対迷子になっちゃう」



「じゃあ俺に頼るしかないなぁ?」


「頼らせてもらいます…」






「ふふ、任せとけ」




笑った神ちゃんの顔はどこか得意げだった

神ちゃんのんちゃん→←あと5分



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みき(プロフ) - これからも、色々な素敵な作品を期待してます。 (2018年6月2日 19時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - みきさん» 優しいお言葉ありがとうございます。色々な作品の予定もあるのでお時間頂いてしまうかもしれませんが、最低でも小話1つは落とせるように頑張らせていただきますね! (2018年6月2日 13時) (レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - そんな、お気になさらないでください。この作品にこだわらず、他のも楽しませて頂きます。いつでも構わないので、出来たらよろしくお願いいたします。 (2018年6月2日 6時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - みきさん» 少しお時間頂いて考えさせていただいてもいいですか?小話は後先考えず出せるのですが、短編集や長編となると心配性なのでそれなりの覚悟が必要で、今私に今作以上の物を書けるか不安で...アイデアを出してみて、吟味した上でまたご連絡させていただいてもいいですか? (2018年6月1日 15時) (レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 続編として、新作で初めて頂くことは出来ないのでしょうか?出来れば、もっとこのストーリーを楽しみたいです。 (2018年6月1日 6時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てでぃー | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年4月12日 0時

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