ベッドタイムストーリー [JW] 短編集

-第3夜- ページ43

桐山メイン『赤提灯の恋心』




ご登場いたしました、リア恋の帝王。

そんな名前を掲げられているだけあって、
照史くんを書くときはいつも緊張するんです…




曲の方は『ウィキッド』から取っているのですが


ミュージカルでは

「陰気な魔女の私が好きになった華々しい男の子には
私なんかよりふさわしい、キラキラした女の子がいて…」

みたいな時にかかる曲。






さあ。

自分でも分かりにくさに驚いたんですが



今回のお話は過去作である
『同期以上友達未満』のanother sideでした！



時間軸は『同期以上友達未満』の本編の番外編(ややこしい)の
1番最後のリクエスト集かな？

同期の重岡と女の子は結婚済み、
照史先輩も(実は)既婚者となった設定。



『同期以上友達未満』ファンの子は分かったかもしれないけど

今回の女の子は、本編の番外編(ややこしいパート2)で
同期の重岡が向こうの女の子を嫉妬させようと
奮闘していた時に使った後輩ちゃんだよ。

(『おかしい？』参照)




つまり笑窪先輩=指導係=重岡。


照史先輩のこと好きだって知ってて
絶対自分のことを好きにならないであろうこの子を選ぶ重岡は

策士だし安定の重岡。



何ならこの女の子、重岡の結婚式参列してるからね。

照史先輩の結婚式は身内オンリーだったから
ビッグボイス小瀧先輩のビッグボイスのおこぼれを聞いて情報収集。



「やばかったっす！もうな、めっちゃ美人で
女の人ーって可愛らしい感じやねん！
A先輩も来ればよかったのに…あ、お腹の赤ちゃんどうすか？」


「おい小瀧何勝手にあいつに電話かけてんねん」



「あっ重岡先輩！」

「アッシゲオカセンパァーイちゃうねん」


「てへっ♡だってA先輩おらんと無理！早よ帰ってきて！」

「ゴルァあいつも一応人妻やぞ！」


「人妻…ふふふいいすねその響き」

「小瀧テンメェ…！ちょ、スマホ貸せ」


「ちょっとぉ！」

「もしもし？俺や。晩飯は？ん。じゃ」


「あっ切られた…なぁ重岡先輩、今日家」

「行かせるかアホ」





Aさんの名前出したら世界観大混乱ですね、ごめんなさい。







さあ話を戻して！

最後の先輩のセリフ、大どんでん返しでしたよねー！



今の奥さんは確かに完璧だけど先輩には完璧すぎで。

何ならツッコミ所あるような人が好きな先輩にとっては
本作の女の子の方が落ち着くのかも。


でも今更関係は変えられないし女の子を傷つけたくないから…
と呟いた言葉でした。




ここで流れるInto Your Eyes。




以上！

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