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――
「こんばんは〜」
公演が終わり、再び堂前さんの家へと戻って来た。
灯りを点ければ、1人用ソファーに我が物顔で座るハフちゃんが真っ先に視界に入る。
「良かった。ちゃんとご飯食べてくれてる」
空っぽになったお皿を見てホッと胸を撫で下ろした。
これで無事任務は完了。ハフちゃんにも堂前さんにも迷惑にならないよう、素早くお暇しようとしたのだが――
「……ハフちゃん？……どしたの？」
いつのまにかハフちゃんが近くまで来ており、大きな目で私を見つめていた。
不思議に思いつつもそっと手を伸ばすと、ハフちゃんはいとも簡単に私の手を受け入れる。優しく撫でればゴロゴロと喉を鳴らし、幸せそうに目を細めた。……え、どういう風の吹き回し？今朝めっちゃ塩対応だったのに。
それでも、可愛いことには変わりはない。
あっという間にハフちゃんに首っ丈になってしまった私。そんな私に追い討ちをかけるよう、ハフちゃんがそろりと膝の上に乗ってくる。そのまま丸くなって落ち着いてしまったハフちゃんに思わず悶絶した。なんなんこの子、可愛すぎるやろ。
「私、帰らなきゃなんやけどなあ」
ハフちゃんに投げ掛けた言葉にもちろん返事は無く。
「こんばんは〜」
公演が終わり、再び堂前さんの家へと戻って来た。
灯りを点ければ、1人用ソファーに我が物顔で座るハフちゃんが真っ先に視界に入る。
「良かった。ちゃんとご飯食べてくれてる」
空っぽになったお皿を見てホッと胸を撫で下ろした。
これで無事任務は完了。ハフちゃんにも堂前さんにも迷惑にならないよう、素早くお暇しようとしたのだが――
「……ハフちゃん？……どしたの？」
いつのまにかハフちゃんが近くまで来ており、大きな目で私を見つめていた。
不思議に思いつつもそっと手を伸ばすと、ハフちゃんはいとも簡単に私の手を受け入れる。優しく撫でればゴロゴロと喉を鳴らし、幸せそうに目を細めた。……え、どういう風の吹き回し？今朝めっちゃ塩対応だったのに。
それでも、可愛いことには変わりはない。
あっという間にハフちゃんに首っ丈になってしまった私。そんな私に追い討ちをかけるよう、ハフちゃんがそろりと膝の上に乗ってくる。そのまま丸くなって落ち着いてしまったハフちゃんに思わず悶絶した。なんなんこの子、可愛すぎるやろ。
「私、帰らなきゃなんやけどなあ」
ハフちゃんに投げ掛けた言葉にもちろん返事は無く。
しばらくすると可愛い寝息が聞こえてきて、ますます身動きが取れなくなった。
……どうしよ。あったかいハフちゃんのせいかな、私まで眠くなってきた……。
――
堂前「起きた？」
「……え！？堂前さん！？」
堂前「おもろいくらい変な体勢で寝てたけど身体大丈夫？」
「！言われてみれば少し首が痛い気が……」
知らないうちに眠っていたらしい。気付けば目の前に堂前さんがいて少し驚いた。そして同時に首と身体の節々に痛みを感じる。
そうや。私、ハフちゃんを膝の上に乗せたまま寝ちゃってたんや。そのせいで変な体勢になって……っていうか、あれ？ハフちゃんどこ行った？
堂前「ハフならここにおるで〜」
辺りを見渡した私に対して、堂前さんがハフちゃんの右手を挙げながらそう言った。
さっきまで私の膝の上にいたはずのハフちゃんは、現在堂前さんの腕の中で寛ぎ中。にゃんこの気まぐれさを改めて実感した。
「堂前さん、帰るの明日だったはずじゃ……」
堂前「微妙やったけど終電間に合ったから」
「……なるほど」
堂前「カメラにAが映ってたから急いで帰って来たんやで？良かったあ、間に合って」
「え！？そうなんですか？！」
堂前「きっとハフが引き止めてくれたんやな〜。ハフ、でかしたぞ〜」
堂前さんに首元を撫でられ、ハフちゃんは心なしか得意げな顔をして見せる。
……どうしよ。あったかいハフちゃんのせいかな、私まで眠くなってきた……。
――
堂前「起きた？」
「……え！？堂前さん！？」
堂前「おもろいくらい変な体勢で寝てたけど身体大丈夫？」
「！言われてみれば少し首が痛い気が……」
知らないうちに眠っていたらしい。気付けば目の前に堂前さんがいて少し驚いた。そして同時に首と身体の節々に痛みを感じる。
そうや。私、ハフちゃんを膝の上に乗せたまま寝ちゃってたんや。そのせいで変な体勢になって……っていうか、あれ？ハフちゃんどこ行った？
堂前「ハフならここにおるで〜」
辺りを見渡した私に対して、堂前さんがハフちゃんの右手を挙げながらそう言った。
さっきまで私の膝の上にいたはずのハフちゃんは、現在堂前さんの腕の中で寛ぎ中。にゃんこの気まぐれさを改めて実感した。
「堂前さん、帰るの明日だったはずじゃ……」
堂前「微妙やったけど終電間に合ったから」
「……なるほど」
堂前「カメラにAが映ってたから急いで帰って来たんやで？良かったあ、間に合って」
「え！？そうなんですか？！」
堂前「きっとハフが引き止めてくれたんやな〜。ハフ、でかしたぞ〜」
堂前さんに首元を撫でられ、ハフちゃんは心なしか得意げな顔をして見せる。
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桃餅(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます！阪本さん推しのM様にこの作品が届いてとても嬉しいです><！これからも阪本さんには活躍していただく予定ですので、引き続き読んでいただけたらと思います◎今後ともよろしくお願い致します！ (3月24日 23時) (
レス) id: dee8621d9c (このIDを非表示/違反報告)
M - 最近読み始めました☺️マユリカの阪本さん推しなので、これからも楽しみにしてます🫰 (3月20日 10時) (レス) @page19 id: 12b8be48d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃餅 | 作成日時：2024年2月8日 21時
