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二人が出て行ったと同時に力が抜けたようにずるずるとAは椅子に座り込む。
「……なんかすっごい疲れたかも」
平井「愛されすぎるのも大変やなあ」
「ほんまにこれ愛されてんのかな。……私が信用されてないだけっちゃう？」
平井「なんでそうなるん。間違いなく深い愛情を注がれてるでしょーが」
「うーん……」
だらんと机に張り付くように伸びているAと視線を合わせるように自分も椅子に座る。
……あ、この子ほんまに疲れた顔してるわ。目に光が無い。
平井「A、」
「ん？」
平井「分かってると思うけど、俺も一応男やからな」
「そんなん分かってるよ。どしたん？」
平井「……いや、」
別に今更、男として見てほしいわけじゃないのに。
今のAとの関係が俺は心地良くて好きだし、満足しているはずなのに。
それなのに妙にモヤついて、らしくないことを言ってしまったのは、絶対に辻さんのせいだ。辻さんに悪気が無いことなど分かっているけど、言われっぱなしはやっぱり悔しい。まんまと焚き付けられた。
疲れているAに追い討ちをかけるようなことを言ってしまっているのも分かっている。でも今日だけは許してほしい。そしてあわよくば慰めてほしい、なんて。
「もしかして、辻さんとのやり取り気にしてるん？」
平井「……え？あ、まあ、……そんな感じ」
伸びていたはずのAはいつのまにか起き上がっていて、真剣な面持ちで俺を見ていた。
そしていとも簡単に俺にある蟠りを当ててしまう。こういう時のAは、やけに勘が鋭い。
平井「愛されすぎるのも大変やなあ」
「ほんまにこれ愛されてんのかな。……私が信用されてないだけっちゃう？」
平井「なんでそうなるん。間違いなく深い愛情を注がれてるでしょーが」
「うーん……」
だらんと机に張り付くように伸びているAと視線を合わせるように自分も椅子に座る。
……あ、この子ほんまに疲れた顔してるわ。目に光が無い。
平井「A、」
「ん？」
平井「分かってると思うけど、俺も一応男やからな」
「そんなん分かってるよ。どしたん？」
平井「……いや、」
別に今更、男として見てほしいわけじゃないのに。
今のAとの関係が俺は心地良くて好きだし、満足しているはずなのに。
それなのに妙にモヤついて、らしくないことを言ってしまったのは、絶対に辻さんのせいだ。辻さんに悪気が無いことなど分かっているけど、言われっぱなしはやっぱり悔しい。まんまと焚き付けられた。
疲れているAに追い討ちをかけるようなことを言ってしまっているのも分かっている。でも今日だけは許してほしい。そしてあわよくば慰めてほしい、なんて。
「もしかして、辻さんとのやり取り気にしてるん？」
平井「……え？あ、まあ、……そんな感じ」
伸びていたはずのAはいつのまにか起き上がっていて、真剣な面持ちで俺を見ていた。
そしていとも簡単に俺にある蟠りを当ててしまう。こういう時のAは、やけに勘が鋭い。
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桃餅(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます！阪本さん推しのM様にこの作品が届いてとても嬉しいです><！これからも阪本さんには活躍していただく予定ですので、引き続き読んでいただけたらと思います◎今後ともよろしくお願い致します！ (3月24日 23時) (
レス) id: dee8621d9c (このIDを非表示/違反報告)
M - 最近読み始めました☺️マユリカの阪本さん推しなので、これからも楽しみにしてます🫰 (3月20日 10時) (レス) @page19 id: 12b8be48d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃餅 | 作成日時：2024年2月8日 21時
