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辻「ギャルメイク、ちゃんと似合ってたで。可愛かった」
「……なんですか今更」
辻「言うの忘れとったな、って思って。Aは何でも似合うなあ」
「そんなん言われても今日のことは許しませんから、」
辻「今日、は確か堂前さんと約束しとったな。……じゃあ明日中華食いに行こか。Aの好きなあの店」
「……！！……ほんまに……！ほんまに辻さんって人は……！！」
辻「どうする？キンキンに冷えたビールも飲めんで」
「〜〜っ、！！まあ行きますけど！行かせていただきますけど！でも、許したわけちゃいますからね？！？！」
辻「ん、良かった。楽しみにしてるわな」
慣れた手つきで私の頭を撫でるとこも、優しい笑顔を残して華麗に立ち去るとこも、何もかもがずるすぎる。
結局私はいつも、辻さんの手のひらで踊らされているのだ。悔しいけど、一生敵うことはないのだろう。
西野「Aさん」
「あ、西野……お疲れ様」
西野「これ、良かったら食べてください」
疲労困憊の私の元へ辻さんと入れ替わるようにやって来たのはハイツの西野。
頭を深々と下げながら差し出されたのは某メーカーの有名なチョコレートだった。しかもこれ、私の好きなやつやん。
西野「疲れた時には糖分って聞いたことがあるので。遠くから見てましたけど……ほんまにお疲れ様でした」
「西野〜……！ありがと……！」
西野「でも私、ギャルなAさんも好きですよ。今日はいつもと違ったAさんが見れて嬉しかったです。眼福すぎました」
「……！！！なんて可愛いことを……！」
目の前で微笑む西野は間違いなく天使だ。可愛い、可愛すぎる。
この笑顔を見れただけで、今日起こった嫌な出来事全部、帳消しにできる気がしてきた。
「もういいや、全部許す。辻さんも許す」
西野「……え？」
「西野ありがとう。大好きよ西野。一緒に写真撮ろか？」
西野「いやでも、あんなに嫌がってたのに……」
「西野だけは特別」
この日、初めて自ら写真を撮った。
可愛い西野とのツーショットは、スマホの待ち受けにしよかな？あ、やっぱあかん。私がギャルすぎる。
今度普通に写真撮ってもらお。
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桃餅(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます！阪本さん推しのM様にこの作品が届いてとても嬉しいです><！これからも阪本さんには活躍していただく予定ですので、引き続き読んでいただけたらと思います◎今後ともよろしくお願い致します！ (3月24日 23時) (
レス) id: dee8621d9c (このIDを非表示/違反報告)
M - 最近読み始めました☺️マユリカの阪本さん推しなので、これからも楽しみにしてます🫰 (3月20日 10時) (レス) @page19 id: 12b8be48d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃餅 | 作成日時：2024年2月8日 21時
